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Ordinary Day



花を育てるなんて気持は、理解できなかった。

けれど、いまは。ナミさんがこの樹にかける愛情はこの樹にだけじゃなく、自分のなかの思い出にも

もう一度手間と愛情をかけているのだとわかるから、そんな気持も俺の中に増えた。



声をかければ。



「きょう、水播きするのにすごく気分が良い日よね!いーいお天気」



水を撒いて、華やかにわらってみせる笑顔は年相応の女の子のそれだから、ブジョクかもしれないけど

それを目にする度に何となくほっとする。まわりのことを全部わすれて、ただ単に「自分」に戻っている時間が

あるのは良いことだと思うから。



フン。今日一番のコレクションだな。



「ナミさん、お茶の仕度できましたよ」

「ありがとっ」



ハ、声までいつもより可愛いんじゃねえの?ってことは



「うお。クソゴムなにしてやがる」

ごそっと麦わらが樹のてっぺんから覗いた。

「よおおおちゃかぁああぁーーーー」

「・・・・俺はてめえの言ってることがわかるのが怖ぇえよ。そうだよ、さっさと降りてきやがれ」

背中にカゴしょったルフィが落下してきた。

「花がら摘みってのしてたんだぜー」



ほらみてみろっといばって背中を向ける。

「お。感心。ミカンの皮が混ざってないのな」

「だってよナミのやつー。1個くったらすげぇ殴んだぜー、」

とかいいつつもげらげら笑い。いくらでも食ってやるっとか物騒な宣言をかます。



「あんたが腐りかけたの食べるからでしょッ」

「なんだ、やぁっぱおまえいいヤツだなぁーーっ」

「だーから最初ッからそう言ってるじゃないのッ」

ぎゃあぎゃあ始まったのをみていると。こっちまで何だか口許が緩んで来るんだよな。



一応これも今日のコレクションその2。



「ウソップはもうラウンジ来てっからなー」

言い残して階段を降り。






さてと。次は。



あ。いた。

またクソ重そうなもんブン回してやがるよ。毎日毎日ご苦労なこって。

ま、刀で素振りしてるわけじゃねえから、ちっとはちょっかいだしていいよな?




しっかしムカつくな。なんだよあの背筋とか。ムダが無いんだよなァ。

前しか見えねえクソアホのくせに。



「よーお、茶」

とん。と

裸の肩に後ろから踵を乗せた。



沈黙。



お?怒ってやがるか・・・・・・・?



「・・・・・てめえわ。」



ウェイトが鈍い音をたててデッキに転がり。

足首を捕まれたまま、こっちまでデッキに転がされてた。

うーむ、不覚。つーかワザトだけど。



顔の真上にあるはずの太陽が、ヤツの影になってそのまま上を見ていられた。



「鍛錬するときはジャマすんなって言ってンだろうが」



クソバカヂカラ。両手首、きっちりしっかりデッキに固定されちまってるじゃねーか。

加減しやがれ、この俺様の繊細な御手をだな、てめえはいっつもそうやって・・・・・



まじかに、あるカラダ。



あ。



あせ、おちてきた

イイ具合のラインのあご、伝って。ちょうどおれの首のあたり



・・・・・・すげー。



もいっかい、落ちてこねえかな




「テメエが悪ィんだよ」

「―――あァ?」

ぐ、とヤツの片眉が引き上げられる。



「みてっと、ヤリタクなる」

無理矢理にカラダを反らせて、胸に伝うのを舌先で舐め取った。



昼間みせない顔で、わらってみせる。



「犯すぞ、てめえ」

低い声が耳をくすぐって。

オマエってば言ってることと表情がバラバラなんだよ、ほんっとバカだね。



「そーゆーことはいつもの悪人ヅラで言えっつーの」

やっと緩められた指から手首を抜いて肩に添わせた。



「ンな、ボケボケにやさしいカオして言うな」



ますます惚れるだろ、ってセリフは。今日のおれの収穫の中にしまっておいた。

見回り完了。上等じゃん、本日も。







「あーあ。サンジくんてばまた押し倒されちゃって」

「んーー?どしたぁ、ケンカか?」

ルフィがぴょこっとナミの後ろから顔をだす。



「あ、いーのいーの。放っときましょ、遊んでるだけだから」

まさかあんなところで理性ふっ飛ばさないわよね、いくらバカでも。と願いつつ。

「ラウンジ行きましょうよ、お茶のしたくできてるはずだし」

にこりと笑いかけ。

「よく手伝いしてくれたから特別にミカン3個持ってっていいわよ」

「うしっ」



「あああッ。3個っていったでしょうーー!」

ひゃはははーっと盛大に笑い声があがり。




きょうも快晴、波は高く、なんてことはない普通の日。






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ベタ惚れバカ二人組。なんか、ヤな日常ですね(笑)。1万ヒット御礼。ご笑納くださいませ。きゃあこんなのが??

でも愛は詰め込んでますっ。ぐぇっとくるくらいのあまっぷりでいかせていただきました。次こそはカッコよさ目の

ご奉納いたしたい所存です。野望は大きく!!(毎回言ってますね。)





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