サンジが、なにやらモソモソやっていたけど。
構わずにさっさと跨らせて赤く熟れたモノに吸い付いた。
随分と柔らかく容を保ったもの。
そういえば、何度イかせたっけな?
根元で押さえ、頬張る。
あ、シマッタ。指、濡らしとくべきだったか。
「あ、あ…っ?」
なにがどうなってるかわからない、といった声を上げて、サンジが腰を上げようとしていた。
口を離す。
「オマエ、“舐めて”って言っただろ?」
くちゅ、と自分の指を二本纏めて含んで、唾液で濡らす。
ゆっくりと緩んで収縮している襞に指を押し当てる。
「―――え、…ぁ?」
「サンジはすンの?しねェの?」
ぺろり、と容を辿りながら、ゆっくりと指を奥まで挿入する。
蕩けた体内はあっさりと受け入れて。
物足りなさそうに蠢いた。
サンジがくう、と先端を含み。けれど舌が刺激に揺れていた。
くちゅ、と吸い上げて、中を指先で撫でる。
ひくり、とサンジの身体が強張っていた。
舌で追い出し、はむ、と柔らかなモンを食んでから、サンジに言う。
「歯、立てるなよ?」
サンジが奥まで含もうと、悪戦苦闘していた。
笑う。
「無理はすンなよ」
つう、と中を撫でる。
「ンん…、」
くぐもった声がサンジの口から洩れていった。
僅かな振動に、ぴくんと勝手にムスコが跳ねたのを知る。
笑って、サンジのモノを奥まで含み、舌を絡めた。
赤く色付いたモノは、弾力がありつつも、通常より随分と柔らかく。
果実、とはよくぞ言ったものだ。
サンジが咥えたモノを唇で挟みながら、びくんと身体を揺らしていた。
「ウマイ?」
咥えたまま訊いてみる。
ちゅう、と音をたて、舌を絡ませて吸い上げられて、く、と息を呑む。
ぬるま湯で落ち着いていたモノが漲ってくるのを、知覚して薄く笑う。
熱を掬い取るみたいに、猫が舐めるような仕種で舐め取られていく。
くう、とサンジの内の前立腺に指を押し当てたまま、サンジのモノをきゅう、と吸い上げる。
いくら媚薬が混じっているだろうシーヴァとはいえ、さんざっぱらイきっぱなしだった身体では、製造が
追いつかないのだろう。
精液独特の味を含まない蜜が、舌に乗る、僅かに。
きゅう、と強く唇で締め付けられ。
「ん、フ、ぅっ、」
「ん、」
漏らされる息に、くう、と腰を少し揺らした。
口からサンジのモノを押し出し、濡れた熱いモノをぺちゃぺちゃと舐め上げる。
あ、とサンジが奥まで含み、喉を鳴らしていた。
それがする、と浮き、甘い声を零した。
「サンジの、ウマイよ、」
「ぁ、――ぞ、ろ」
「甘いし」
舌先で先端を割る。
サンジが舌を伸ばし、横から舐め上げるようにしてきた。
「んン…っく、」
く、く、と舌を尖らせて、先端を弄くる。
指先は埋めたまま、前に逃げようとする腰を追って内を擦る。
どうやら無意識のまま、しているようだ。
「あ、ンぅ、」
とろとろに溶けた声が聴こえる。
前歯で、盛り上がった部分を軽く掠める。
絡まっていた舌がびくりと押し上がっていくのを感じて、笑う。
「ん、」
声を漏らし、口を離す。
伝い落ちていった蜜を、音を立てて吸い上げられて、喉を鳴らした。
ちゅく、と美味そうに音を立てているサンジのモノの先端を、ぺろりと舐めてじんわりと浮いた蜜を掬い取る。
添えられた熱い手を伝ったものも、サンジは指ごと舐め上げていた。
「ん、上手いな、オマエ」
ちゅ、と先端に口付けて笑う。
短く鳴いたサンジの熱い息がかかって、びくん、と快楽が湧き上がるままに腰を跳ねさせた。
ゆる、とサンジの内を撫でながら、ぺろぺろと熱い弾力のあるものを舐める。
ぐう、と舌を絡めながら、サンジが口を上下させていた。
ゆっくりと味わっているように、裏側にまで何度も擽るように舌が伸びてくる。
「ん、」
サンジのモノから口を離し、小刻みに埋めたままの指を蠢かす。
くう、と腿から滑っていた掌が、きくんと止まっていた。
内がきゅう、と指を咥え込み、入り口をひくつかせていた。
あ、あ、と声を漏らしてでもいるように、舌先が当てられて。
「――――ふ、」
息を漏らして、じわ、と蜜を浮き上がらせたサンジの先端を一舐めする。
サンジのモノから手を離し。サンジの内から指を引き抜く。
そのまま肩肘を突いて、身体を少し起こさせて。
開ききった襞に口をつける。
「ひ、ゃンッ」
甘い声でサンジが鳴き、熱い粘膜が遠のく。
筋肉を使って、ぴくぴく、と動かし、催促してみる。
「なぁ、もっと気持ちよくして?」
思わず声を上げて。
唇から放しちまって。
唾液と滲み出たものとで濡れた、まだ指で触れていたそれがびく、と跳ねるみたいにしてた。
一瞬、顎を閉ざしても。ハナにかかったみたいな声が漏れてった。
あっちィ息、触れらて。背骨が軋みかけた。
舌先を伸ばす。熱に触れて。じわり、と伝わる脈動に喉が鳴った。
伝い零れる流れを受け止めて舐め上げて。
カオを落としていく。
おとす?変な言い方。
どこかでそんなことを一瞬だけ思う、余裕とは違って。
余裕なんかの筈はなくて。
むしろ、逃げに近い。指で襞のウチとソトの境を撫でられて。押し伸ばすみたいに動く指を神経が追おうとするのが
わかりすぎるくらい、感じて。
濡れた音、口元から上がる。
「ん、…っ、」
微かな音も。全部拾い上げる、まして。
小さく漏らされた声なら。
鼓動と同じだけ、競りあがるのは。
身体の奥深くから絶えず沸き、ふつりと煮立っていく欲望だけで。
舌を絡めずに、ゆるく押し撫でながら。吸い上げる。ちゅる、と舌先から、口内に拡がっていくのは。
おれが望んでいるもの。
あまい、低い声に。
「すげ…キモチイイ、」
唇を開いたままで、奥まで含み直した。
腿を抑えられてた手にくう、と力が入り。
「――――ん、ぅ」
喉の奥で声がひしゃげた。
ゆらり、と勝手に身体が揺れた。
「サ、ンジ、」
快意を伝えられて、ずくり、とまた腰奥に熱が篭もっていった。
緩く、きつく。
味わう、舌で、唇で、濡れた中で。
とろ、と僅かに湧き出たもの。掬い取り刺激する。
「ふ、っ、」
吐息、それはアタマで食う。
唇で食んで。
強請る。
舌先で押し出して。根元に唇の触れる位置で声に出した。
ウチに埋められたままの指に声、揺れかけて。
息を吐く。
「ぞ、ぉろ、」
もっとクイタイ、もっとホシイ、と。
立ち上がったものを手指で撫でて。
舌先で追いかけた。
「ん、もっと、な?」
甘い声が追ってきて。
くうっと根元を唇で挟みこんだ。
伏せた視界の上のほうで。蜜が盛り上がってた。
「う…まそ、だ、ね…?」
掠れきった囁き声が欲情で濡れきってた。
少し先に伸ばして。手が縋るみたいに掴んでた膝近く。いっそう指が潜り込んで。
ゾロなんだ、とバカみてぇに。なんでそんなこと思ったんだろう…?けどそう思っちまった。
「ん?…食っていいぜ?んで、報告、な」
どこか笑い声混じり。
きっといま。浮かべてる表情まで想像が簡単に出来て。
欲情とも劣情ともどこか色の違う感情で揺れる。
ちゅく、と。
盛り上がった蜜を舌先で拡げて味わった。
先を舌ぜんぶ押し当てて濡らして。浅く含んで。
喉を鳴らして確かめて。
「―――んん、」
上顎に舌先で押し上げて。
やんわりと押し付けて拡がる味を確かめる。
「っく、」
笑うような、呻くような。そのどちらでもある声。聞こえて。
ぞくぞく、する。
きゅう、と挟みこんで。零れるものを強請って。
く、と口内で昂ぶりが押し付けられた。
僅かに浮いた腰、手でキレイに出来上がったわき腹の線を撫でた。
「っくく、」
すこしだけ唇から押しだす。
「くすぐ、ってぇ?」
笑い声に聞いた。
吐息だけで触れて。
かるく閉ざした唇で、さら、とまた撫でてみる。
「ン、微妙に、」
「―――は、ぁ、」
掌で背中から続く線、ヒップまで撫でられて。一瞬、視界が霞む。
いーい声、そう腿に唇で触れられる前に零されるコトバ。
「ぞ、ろ―――,」
声、濡れきってた。
「おまえ、美味いよ…」
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