けれど今回もロクデナシ連れでツッコミ隊出動!!<ろ>「そんなケッタイなモンに加入した記憶は無ェけどな」<ああん、そこはノリで!!<ろ>「…ふ」<鼻で笑いやがった!!!ムキ〜!!だってロクデナシは編集長だもん!(笑)さあ、がんばっていこ〜〜!!!<3人>「ああ、・・・・ハイ。」
14.
冷たいバスタブの壁に寄かかって
どうにもこうにもどうやらタイヘンな
零れかけてるどころか。
カラダ動かすのヤバイだろ、って具合に
ああ、くそ。
おれがいかにオンナノコに優しかったか自画自賛した。気、逸らすのに。<あーサンジくんだねv<ろ>「サンジだな」<ふふvしみじみ言ってるし。(笑)
じゃないと、なんつか。気を取られてると、ヤバイ。
「天国のおかあさんごめんなさい。おれはセイフセックスしませんでした。」<セイフセックス?…ロクデナシ、アンタは?<ろ>「ナマのがイイ」<失礼いたしました。(笑)<まあ、ロクデナシってば(笑)<兄>「じゃあいつもはチンピラは我慢してるって事か(にか)」<シ>「えらいねェ(に)」。
あほか、おれァ。言うに事欠いてこれかよ。
ネタ切れだ。
けど。使いたくなかったし。なんつか、―――ウン。<ありがとう、ウチのバカ相手に。<ろ>「あーあ。大変だな、サンジ」<うあ、同情されてどう…どうどうワタシ。<ろ>「今シャンクスの目が一瞬物騒に煌いたナ(にやり)」<ああ、やっぱり?<シ>「武藤チャン。エンリョしねェで言っちまいなァ?(にかり)」
「自業自得、くそ」
ぼうや、おたのしみの代価はけっこうあるのよ?って。いつだったか。麗しのオネエサマがわらった。<そうだよねー。筋肉痛とか。<ろ>「普段から運動してろよ(呆)」<うう、そーなんだけどね?
オネエサマ、あなたはやっぱり非常に優れたラブ・グルで。
アナタのアイの教え子その1は。代価を足の間に抱えております。
―――あほか。<グルグルしててかわいいなぁv<ろ>「…まぁ、な(苦笑)」
蛇口に腕をのばした。おれのナイスな脳みそがこれ以上すてきにうわずったジョークの賜物に、
過去のおセンチに浸って、かってに首締めてるわけにいかねェ、っつの。
「きゅるん。」
おい、蛇口。てめェなに言ってやがる。
おれはさっさと温めの湯にひたって、びりびりする神経線維だとかおれの
いためつけられちゃったうっつくしいオカラダを労わりてェの。<愛されたって言わないとこから、この後の展開を…(笑)<ろ>「終りよけりゃ、どうにでもなるだろ(苦笑)」<はう。それも真実ナリ。<うん、かってにべらべらサンジくんしゃべってて。ああ、そうじゃないでしょ、「あいされちゃった」でしよ!という私の声はなかったことに(笑)
―――そのマエに。
代価もきちんと清算してェんだよ。
オタノシミの。
うっかり、端っこみちまったどっかの門の。
拝観料をさ? <おかえり〜vv<ろ>「…そういうもんなのか?」<激しく考え込まないでよ。明るくツッコんでるだけなんだからさ!<ろ>「暗いツッコミってどんなだよ?」<…想像もつきません。<シ>「やってやろぉか?おれが(にぃ)」
<あああ、シャン、だからごめんなさいってばぁ(泣)<シ>「フフン。やる。」<べ>「…(やれやれ、ってカオだ)」
あの、クソバカが帰ってくる前に。
「おー、こんどは無言か。」
蛇口が。すか、ともいいやしねえ。
そうだった。水、使い切っちまったんだった、ひるまえに。
「おいそりゃあサイアクの事態じゃねえかよッ」
おれは。蛇口にナイストークかましてんのか? <かわいいねvカッカきちゃってるしv<ろ>「蛇口に語るのはどうかな」<他の候補は?<ろ>「シャワーヘッド」<似たようなもんやないけ!!<ろ>「ふふん(にぃ)」<シャワーヘッドと??
(笑)この微妙なこだわりはなんなのかしら(笑)
ああ、おれも落ちたもんだぜ。
この、おれが。蛇口とトーク。でもってなにがショックって。
おれの恐慌の原因。
こんなとこいる場合じゃねえぞ。
さっさと、着替えて、ってうあああああ
着替えなんかあるわけねェじゃねえか!
やべえ。
立ち上がったら、またいっそー、流れやがったああ、チクショウ!
とにかくバスタブの縁をおれは引っ掴んで。
またかがみこんだ。ああ、なんてこった。
「ロロノア……ブッコロス。」<うっはっは!ついつい頑張っちゃったもんあぁ!(笑)<ろ>「まぁ、しょうがねぇよな(苦笑)」<オンナノコ特有の心配はないけどねぇ。(苦笑)
おれはなんだか愛着を感じ始めたナイスにぴかぴかクロームの蛇口に語った。<惚れっぽいねvvv<シ>「…とても違うと思います。」<う?
こいつぁ、口答えしねェ、カワイイやつだぜ。
おら、復讐の前に。このたらたらしてるモンなんとかしようぜ、おれ。
「……おかあさん、おれ。言いつけ次からは守ります。」
思わず天井を見上げちまった。
おーまい・ごっど。
チクショウ、やってやれねぇことァねえ。はず、だ。
頑張れ、おれのゴッドハンド。<ろ>「ゴールデン・フィンガーって言わなかっただけ、マシかな」<…ジェイムス・ボンド!! <ろ>「それはゴールド・フィンガー?」<…あれ?<なんとかセーフで(笑)ありがとうvvロクデナシvv
つうか、なんつか。
こういうときは。羊を数えてみるのか?指突っ込んでか?
それよりなにより。
おれってば根がシャイであるからして。
うっかりバカ陽気にすっかり脳がドーパミン放出してくれるみてェだが。
まだ背骨の中とか。背中とか。
腰とか。
あのクソバカの掌の熱とか。かすめたあっちい息とか。
再生してくれちゃったりしてるんだけどさ、さっきから。
大きな御世話だ、くそ。<うはははは!かわいいなぁv<ろ>「早く余韻に浸れるくらいの余裕が持てればいいな(苦笑)」<いやぁ、照れやさんだからなぁ。どうだろう。(笑)<テレ屋さんなのよvvvもう少しあまくなれたら浸れるのかな??(苦笑)<兄>「うは!こいつらのキャラじゃムリじゃねえのー?(ひゃははは)」<シ>「あっまあまは夏にとっておけ(に)」<あ、暗い突込みにはあきららしいね(笑)
おとなしく脳内麻薬だけ分泌してやがれ、覚悟きめたンだからよ。
はい、おおきくいきをすってえ、しんこきゅう〜〜。
毎朝長ッパナとトナカイが並んでしてるナンとか体操の声だな。
ああ、間抜けな掛け声だ。うし、深呼吸。
おおきくてをふってぇ〜〜〜
や、おれは手ェ振らなくていいし。
跳ねたら死ぬぜ、まじ。うし。
これ以上ぐずってたらおれはプリティなボードビリアンになっちまうじゃねえか。
ふざけンな。<かっわいいよねぇ、この混乱気味がv<ろ>「あー甘くトロトロのが好きだけどな、オレは」<ふーん。(にやり)<ろ>「エロオヤジ」<ぐあ!!<フフ。覚えておきましょう(にぃ)<兄>「あーあ、ろくでもなねえなあ、アンタ」 <シ>「本編か?あーあ(溜め息)」<あ、シャンのテンションが下がってきた(苦笑)でも原作系はきっとずっとこんな感じだよね?トロトロはパラ系くんにお任せして(笑)
こくん、と。喉が動いたが、まあ無視した。
自分に突っ込むのなんか、ハジメテだ。くそ。
「羊がいっ…・・・、」
がち。
マイバディ・クローム・蛇口が。デコにあたりやがった。
いてえ。
涙でそうだ。<あー可愛そうに!<ろ>「…なに見てンだよ?」<おまじないは?<ろ>「オレが言うのか!?」<そう。(にこ)<ろ>「…チチンプイプイ。痛いの痛いの、飛んでいけ」<うははははvよしよしv
ちかちかちかんと風呂場にお星様。
なのにおれはケツに指突っ込んでんだぜ?!
たらり、と。指を伝って。
零れる。
「―――う、」
内臓の熱さだ。
出さねェと。
眼、つむった。
ヘンに緊張したんだ、きっと。
ぴり、と。右脚、傷口がうずいた。
指をすこしばかり曲げて。うぁ、おれってこんな体温高かったっけ、とか
別のことに気を向けて。引き出した。とろとろと、からみつく。
疼くほどの、内側の熱。<その辺はどうでしょう?<ろ>「訊くなバカ」<だって他に訊く人いないし〜
「っは、」
ムシだ無視だ無視だ無視だ無視だ、無視しろ。
掻き出されたモンとか溢れたモンとかそういうのいっさいぜんぶ。
あと、何回くりかえせばいいんだ?
泣きてェ。
つか。クソアホはおれおいて何してやがンだ?
こーんなに!
ひっちゃきになって後始末してるおれさまおいて行きやがって。<キッチン〜vうふふふふv<ろ>「立場としては複雑だな、サンジ。(苦笑)」<そうね〜。(笑)<ロクデナシのおもいやり??あはははは。このヒトはそもそもお風呂場に置いていきそうに無いね(笑)<兄>「うーん、それもどうだろうね(にか)」
「やっぱ、コロス。」
何回目か、マジで勝手に涙が出かけて。膝、ついたままで。口走ってた。
「誰を殺すって?」
がちゃりと。扉が開いてうああああ、入ってキヤガッタ。
「…すげェソソる格好してンな」<ろ>「バカだな(呆)」<だってチンピラだし〜v
「うるせえこのスケベオヤジが!」
「だぁから。比較対照知らねェっての。ほれ、水。飲むンだろ?」
「いらねえ!」
「あンな、てめェがくれっつったンだろ。ほら、早く取れ。その間に、水汲んじまうからよ」
ば!!ってあげたカオの先に。手に服とかコップとか水とか怪我マニアの友とか持ってるこいつの顔みて。
<怪我マニアの友!!そんなこと言えるのは、このサンジくんだからだよねぇ!!!<ろ>「…そうだな。他のサンジは言わねェよな」<ん??そうお??(笑)
不覚にもうっかり嬉しくなっちまったおれだったが。
開口一番、ソレかよ!
なんか。みょうにうすら寒ィくらい愉しげでらっさいますし。
ムカツク。
「コーヒー入れてっからさ。一緒に飲もうぜ?」
てめえはおれをコロス気か。<イエイエ、そんな滅相もございません。(平伏)<ろ>「…白々しい…(ぼそり)」<なんですってぇ!?<ろ>「ベツに?(しら〜)」<…むぅ〜!!<にしししししvvvそんなだーりんと編集長がだいすきよvv(ぎゅうう)
「そこらに置いてさっさとどっか行け」
「いやだね」<いいっすね!即答vvv
さっきまでのふんにゃりしたカオどこにしまいやがったか、コイツハ!
「まだ、用事済んでねェんだよ、どっかのだれかが体力バカなせいでな。だから、とっとといけっての。
そんで!さっさと水が出るようにして来い!!」
まくし立てた。ああもう。おれ、きょう喉酷使してねえか。
「それになんでてめえ裸で立ってンだ!!」
つか、ずっとか・・・?あははははは・・・・・・あたまいてぇ。
「あン…?ベツに誰も見てねェし。いいじゃねーか」
「―――いや、もう。いいから、たのむから黙ってどっか行ってくれ」
おれはクローム・バディと話つけるから。<かわいいねぇvvv<ろ>「や。タップと友達になンな」<ベツにいいじゃん? <ろ>「…不毛だろがよ」<まぁ発展性は見込めないわねぇ。(笑)<発展したらとてもいや(笑)
「チ。残念」
「てめぇをぶっ殺すにはそのあとにすっから」
「な?!」
やつが。にぃ、と笑ったかとおもったら。頬にキスされた。
「心配すンな。テメェにゃ悩殺されっぱなしだからよ」<わはははは!バカだ!健やかにバカだ!!<ろ>「今更の確認だろがよ」<まぁね?<ばっかだなああああああ!!!<兄>「いっとしいなああああ、って言ってるのと同じだネ(笑)」
「だからてめえはちったァ気にしろ!せめてなんか穿きやがれっ」
うあ、叫んだら。また、やべえ。
「…なんで気にすンだ?ベツにいいじゃねーか」
腹式呼吸してるバアイじゃねえぞ、おれ。
「どうしよう、」
やっとヤツが出て行ったあとに。また蛇口トークだ。
「水でてくるまで、待つか……?」
どう思うよ、クロームチャン。
「だって、指とかよ。洗いてぇよな」
言って自分で赤面してリャ世話ねぇな。
脱力した。なんつう、時間とオノレとの戦いだ。こんな勝負はいらねェ。<うはははは!そうだよねぇ!<ろ>「…ガンバレ」<うはぁ、なにそれ!!(大笑)<なんだか苦笑してるロクデナシが・・・・<シ>「眼に浮かぶんだろ?」<そのとおりだわvvvシャンもでしょ?
じとっと。ぴかぴか蛇口を睨みつけた。
おお!
閃いたぜ。
鍵かけちちまえばいいんじゃん。ナイス。
ちっと我慢して、ちょいっと歩いてあのドアまで行ってだな、へへん。
レッツ・メイク・個室。はははははは。おら、へたれてんな、おれ。
バスタブの縁を掴んで立ち上がって。ドアはもうすぐ、っつかソコだし。ちょろい。
手を掛けたら。サイアクのタイミングで。ドアの向こうからも取っ手に。
なんで力が加わってやがんだよ、おいっ?!
こんなところでおれァ圧倒的不利なパワー勝負か?!
ひょいって。
ええそうなんですよ、ひょいって。<この行ステキv<ろ>「なんだかバカバカしくなっている感じが丸出しだな」<ふふv <ありがとvvv
「…なにやってンだ、オマエ?」
ドアの向こうから。前あけたまんまで、ジーンズひっかけた。
おれのぶっ殺すリストナンバーワンの。ゾロが立ってやがった。
「…風呂、入ンだろ?」
「う、」
「だからなんでてめえがいんだっ!!」
鍵ーッ。
「あ?…そりゃーオマエと風呂入るためじゃねェか」
「おれはひとりがいい!!」
「ヤだね」
だからその、何アタリマエのこと訊いてンだ、ってオヤジ口調はどうにかしてくれよッ
「ヤだねじゃねえっ」
「い・や・だ」<ろ>「はいはい。叫ぶなソコ。ガキだってんだろ?」<…アタシのこの絶叫、どうしてくれる…<ろ>「呑んどけ」<…ぐあ。<うはあ、へんしゅうちょおお(大笑)<兄>「うはははは!会話のピンポンが!」<べ>「壁打ちになったな(に)」<シ>「うあははははははははは!!(喜んでるし)」
うぁ。しまった、またやったか。おれのナイスな腹筋君めが。
「オマエ、そんな美味そうなのに、ほっとけるワケ無ェだろ?」
「いやだじゃねえ、このうすらハゲッ。エロオヤジがてめえ」
「…フン、ナンとでも言いやがれ」
はくしゅん、とかやってンな、おれも!
「脱ぐなっ」
てめえ、なに脱いでんだって。
「脱がなきゃ、風呂入れないだろがよ!!」
「はいんなよぅ、」
何か泣き入ってきたぞ、おれ。<かわいい〜vv<ろ>「あー泣くな泣くな。泣いたって事態は好転しねェよ」<う、ドライな一言…<ろ>「事実だろがよ」<き、きびちーッ!!
「ケチすんな。洗ってやっから」<あはははははは!!チンピラ〜〜〜〜(大笑)
泣きは無視された。上等じゃネエか。
シャワー捻りやがった。さあああって。すげえ気持ち良さそうな音がしてる。
水蒸気がちょっと上がってきた。
トッ捕まった。捕獲されちまった。
あーあ、冷えちまって、って。ちっせえ声が、落ちてきた。
頤を伝う湯の滴が。
気持ちよかった。
肌の表面を流れていくちょうど良い温度の水が。
すげえ気持ちよかった。
ほぅ、と。深い息が零れたのは。
暖かい手が気持ちよかったからじゃない。
「温度平気か?」
肩のあたりを。やんわりと解すようにしてくる手が、すげえ好きだったからじゃない。
柔らかい声が。鼓膜から響いてきたからじゃない。
断じて、ちがう。
「っく、」
やばい。
「…なァに泣いてンだよ、サンジ?」
腕が。胸の前にまわされた。
「キツすぎたか?ゴメンな?」<うう、チンピラァ・・・(半泣)
背中が、コイツのあほみてぇに厚い胸板にくっついた。
「けど。どうしても、オマエを愛したかったンだ」<語録だよぅ。
じわん、と拡散して伝わってくるこいつの体温が。
なんで、流れてる温水より気持ち良いんだよ。チクショウ。
なんで、そういうこと平気でいうんだよ。<はい。ご一緒に!<ろ>「“チンピラだから〜”」<はい、お付き合いありがとうございます!<ろ>(溜め息)<けっきょく付き合ってくれる編集長vvv<シ>「はいはい。“だからスキ”なんだろ?(に)」<ご明察vv
「てめえなんか、きらいだ」<ここでそれを言うかぁ?!サンジ〜〜〜?!(絶叫)<兄>「自分が言わせてンじゃん(呆)」<ちがうのよ、勝手に言ってるんだって!!<べ<「イタコだからな(苦笑)」
いっそう、まわされた腕に力が入れられて体温がもっと近づいた。
「…サンジ」
勝手に、涙腺がぶっ壊れた。なんでだ。
「一々、上等すぎるてめえがきらいだ。」
「…ベツに上等じゃねェよ、おれァ」<ポイントはそこじゃないけど、よく言った、その通りだ!(笑)<ろ>「オマエ、マジこいつに愛あるわけ?」<溢れてるよう?<ろ>「……」<な、なんで沈黙!?<ろ>「いや、気にするな」
水に濡れたままの髪に。コイツが顔を埋めたのがわかった。
低い呟き。
「ただ、テメェがスキなだけだ」<泣けるよ、チンピラ(涙)
「勝手ばっか抜かしやがって、」
「それで、てめぇしか見えなくさせやがって」
「…サンジ」
痛いほど。骨が軋んだかって思った。ゾロの腕の中で。
「どうしようもねェよ、」
「オマエのこと、すきじゃねえ」
ふわりと、溜め息が掠めていった。頬、押し当てられてた。
「そんなン、通り越しちまって。」
「…サンジ」
「あいしてるのか、なんてわかんねェ。その先、おれは知らねえし。」
「アナタを愛してますよ、って。おれ散々言ってきたし。これからも言うし。」
「…あァ」
ああ、髪。撫でられた。
「けど、オマエは"愛してません。"」
「…そうか」
「違うンだよ。」
「…違うのか?」
髪を。また撫でられた。
頷いた。
柔らかな、ほんとにやわらかな声だった。<珍しく、忍耐の子、よねぇ、チンピラ(笑)<ろ>「そういうこと言わす状況に落とすなっての(苦笑)」<やー青二才だからしょーがないっぺ?<ろ>「…せめて学習しとけよ?」<あーチンピラだからなァ…<ろ>「アンタが諦めててどうすんだよ(びし)」<いやだって、ねぇ?<ああ、まさに(苦笑)サンジもサンジだしねえ。
「おれの知ってる、どれとも違う。」
「オマエにだけ、渇く。」
胸が。深くゆっくりと。溜めた息を吐いて、しずかに上下した。
「おれは、あなたを、愛してません。」
呟いた。また、涙がこぼれた。
「…あァ」
髪に唇が押し当てられた。
すきだよ、と。言葉にできなかった。
だって、その先を。おれは、しらない。<かわいいよねぇ!!必死で!!<ろ>「受け止めるほうもギリギリってカンジだな」
<恋愛に余裕はないのよ!!<ろ>「…珍しくマトモな意見だな?」<失敬だな、キミ!!<ろ>「いや、マジで(きっぱり)」
<…くぅ〜!!!!<ギリギリな愛情と、ギリギリの恋愛。これぞゾロサンの醍醐味ではあるのよね・・・。おお。やっぱ王道じゃん!(笑)
酷く、胸が痛かった。
きらいだ、と呟くサンジ。
愛してない、と告げる声。
ポロポロと涙が零れては落ちていく。
腕の中で、小さく震える。
コイツは。
沢山のコトバを、使ってきたから。
今ごろ、コトバの重さに戸惑っているのだろうと、気付いた。
"スキだよ。愛してるよ。"
それは確かに、使いやすい言葉で。
オレだって、他にコトバがあるのなら、使いたいくらいだ。
けれど。それ以上を指し示すコトバは、どこにもないから。
一つ、溜め息を吐いた。
ゆっくりと、サンジの身体の向きを変えて。抱き合う形にする。
戸惑ってるのは、オマエだけじゃねェよ。不安なのは、オマエだけじゃねェ。
けど。
オレはオマエ以上に、コトバを持っていないから。
「…オレはな?それでも。オマエを、"あいしてる"ぜ?」
泣いて潤んだ瞳が、双眸に合わされた。<ほんっとに、あっさりとシリアスに入るものねぇ。<ろ>「しみじみ言うな」<そう思わない?<ろ>「そりゃーアンタと二矢だからだろ?」<…せ、正論ですか!?<ぐはああ!!!(笑)するどいですわ!!<シ>「反論できねェだろ(に)」<ああ、さようでございます。
「…だってよ。他に、このキモチをあらわす言葉、知らねェし。コトバに拘るつもりはねェから、それじゃなきゃ
いけないって理由も無いんだけどよ」
「―――ゾロ、」
目線を和らげて、サンジを見る。
サンジが小さな声で、名前を呼んだ。
小さな笑みが、なぜか零れた。
「……おれ、みつけられねえ、」
「この真っ直ぐにオマエに向かっていくキモチ。どっか、深いとこから湧いてくるこのキモチ。これが
"愛"だって保証は、どこにも無いけどよ」
けどな?
「他にこのキモチをあらわすコトバが無ェからさ。オマエがオレんこと、あいしてません、って言うなら。
それでもイイ」
頬に触れる。
「オマエのキモチが、そこにあるンなら。それでも構わねェ」
眉根を寄せて、すこし痛そうなサンジ。
涙が零れた跡を拭った。
「けど。さっきオマエが、オレのことキライだ、って言った時。すっげェ胸が痛かったのも事実」
一つ、息を吐いた。
胸がまだ少し、痛かった。<ああ、追加でさらに切ないねえ(涙)
「コトバには意味があるからよ。だから。オレが"キライ"なら、それでイイ。"あいしてない"ってンなら、
そうなんだろうと思う。けど、それなら」
蒼い瞳が、閉じられた。金色の睫毛、一瞬震えた。
「それなら、オマエは。オマエのそのキモチにウソは吐くな。そのキモチを、誤魔化そうとすンな」
オマエはいつも、真っ直ぐでいろ。<追加ですねぇ。<ろ>「よりチンピラらしいかな」<あら、そう?<ああ、泣けてき ます、このまっすぐな毅然とした感情に。
「オレは、コトバに振り回されはしねェから。オマエの"本当"だけ、ずっと見てるから。だから」
「オマエは、そのキモチを。そのまんまのキモチを。オレに示せ。オレが惑わないように」
一つ、息を吐いた。<これも追加ですー。<ろ>「文章の区切りとしては、いいかな?前の行を一つ開けてるしな」
<というわけなのです、だぁりんv<すてきすぎです。(ぎゅう)
「みせてやりたい、みせてやりてェ。どンだけ、てめェがおれの中居座ってンのか。」
じっと聴いていた後。サンジがとても小さい声で、言葉を綴った。
その意味を、噛み締めるようにして、告げる。
「胸ひらいて心臓取り出して。血の最後の一滴まで絞り出して。それでも、……てめェだけしかねえってこと。
見せられたらいいのに」
「…ンなことしたって中にあンのは、臓腑と血だけだ」
「そんなの、知ってる。」
「…サンジ。見せたけりゃ、態度で示せ。態度が辛けりゃ、表情でもイイ」
「みせたくねえ。知らせたくねえ。いやだ。」
「なら、諦めるか?」
「けど、」
痛いくらいに潜められた声。
「…けど?」
「みんな、おれがちょっと笑って。スキダヨって言ったら。簡単すぎた」
「…オマエ、オレを見くびるなよ」
「バカみてえに。手に入ったそんなモンといっしょの、」
「一緒じゃ無ェだろうが」
言いたいことは理解できる。
「カオだけでも、てめえにはむけたくねェ。」
けど。それをそのまま、受け入れてやる気は無ェ。コイツはオレを見くびってやがる。<はいvより文の意味が解りやすいかと。<ろ>「オマエ、2文を1文にまとめて、意味をごちゃまぜにするの、上手いもんなぁ?(にやり)」<…はっ。ムスコに苛められてるワタシ!?<ろ>「事実だろ?」<…う。言い返せない。けどだからってそこでせせら笑うな!!<ろ>「ふふん♪」<こうなった方がスムーズに心情がしみてきますvv
「そんなのは、いやだ。だから。まだみつけられねぇ。」
「テメェな。オレをそこらのオンナと一緒にすンな」
むかついた。まだオレが本気だってことに、気付かないのか?<ああ、ごめん、ちんぴら〜〜
「オマエのキモチの入ってないコトバなんてそんなモン、見分けるに決まってっだろうがよ」
「でも、おれのなかに。オマエにだけ向いてる言葉を。まだみつけてない、」
一つ息を吐いて、心を宥めた。
「…ベツにな、自慢するワケじゃねェけどよ。オレだって、オンナに不自由してたワケじゃねェ」
がしがし、と頭を掻いた。
「そりゃそうだろう、」
なにをそんなアタリマエのことを、って口調で、サンジが言った。
ちいさく苦笑を漏らした。<足してみました。どうでっしゃろ??<ろ>「“よりロクデナシだ”」<下の一行は、もっとろくでもない。(笑)<いやああ。さすがだなあ(笑)
「黙ってりゃ、勝手に股開くオンナだってよ。ヤらしてくれるってンなら、ありがたくヤらしてもらったさ」
だけどよ、サンジ、わかるだろ?<入れて合体させてみましたv<ないすvv
「けど、オレたちゃそうじゃねェだろ?オレたちが、知り合って。どれくらい経ったと思ってンだよ、オマエ」
「短くは、ないよな」
「…性欲処理のためだったら。テキトウに船降りた先でも、探せたさ。…ベツに、相手が必要ってワケでも
ねェしな」
「―――ウン、」
「けど。オレたちは、こういう関係になった」
「あのな、」
「オレは、オマエを抱くのに、すげぇ悩んださ。オマエだって、そうそう簡単にオレに抱かれてるワケじゃねェ。
結構、ムリさせてるって、わかってる」<チンピラ、やっぱりただのバカじゃないからいいんだよなあvv
サンジが、後ろ手で。シャワーを止めた。柔らかにサァサァと流れる音が、止まった。
「けどな?それでもオレはオマエを欲しがるキモチを誤魔化せなかったし。オマエはオレをムリしてでも
受け入れるって覚悟を、決めずにはいられなかった。だろう?」
サンジの手が伸びて。ゆっくりと髪を撫でられる。
その手を取って、口付けて。
「な、あったまろう……?」
柔らかな声が届いた。
けど、もうちょっと言わせてくれ。オレが今、思ってることを。
やっと見付けた言葉を、見失っちまうまえに。<足してみましたーv<ろ>「この辺りはな。もう書き始めてたんだよな、オマエ」<そう。ムシしたわけじゃないのよう〜。(笑)<くううう。サンジくん、しあわせものだようvvvv
「…そのキモチをなんと呼ぼうと。それが、アイでもコイでもナマズでもよ?オマエのその覚悟、オレは嬉しく
思ったし。オレがオマエを欲しがるキモチを。オマエは否定しなかった。それで、いいんじゃねェ?」
手が緩やかに離れて。肩から首へと、ゆっくりと降りていった。
「てめぇ、やっぱ。聞き逃しやがったじゃねえか。」
サンジの声が、やっと甘くなった。
それだけで、胸が痛いくらいに切なくなるのに。<ああ、そうなのねー、チンピラ!!!<兄>「悶えてンなよ(笑)」
「なに威張ってやがったんだよ、さっき。」
そしてそれだけが真実なのに。なんで、迷う必要があるんだ?
「おれがさ、あったまろう、って言ったのに。聞き逃しやがって」
「聞き逃してねェ。ちゃんと、聞いてた。ケド、オレは、天才じゃねェからな。先に全部、言っておきたかった」
「すきだよ、って。ありがとうって言ったのにさ?」
サンジが苦笑してでもいるような口調で言った。<どっちがいいかしら?(笑)<ろ>「二者択一、選んでドン」<…ゴキゲン?(笑)<ろ>「そこそこ(にぃ)」<そしてこっちで、ロン!(おい)<兄>「うは!オワリが見えてるから明るいのかね?(にかり)」
頭をガシガシっと掻いた。
「まーだまだ先が長ェな、」
「オレもすぐ、コトバ、見失うからよ。悪ィ。けど、ちゃんと、響いてた。オマエのキモチ」<これで文章の意味が解るかな?(笑)<ろ>「無いと、イマイチ意味の無い文だからなァ」<ええ、その通りなんです!<すっきりすっきりvvv
ゆっくりとサンジの身体を回させて。満タンまで貼られた湯の中に、下ろさせていく。
に、と笑ったサンジに、肩を竦めて。
「だけどな?オレは、オマエに。全部、聞いて貰いたかったからよ。オレが思うこと、全部。オレがコトバに
出来る事、全部」<まだまだフォロー中。(笑)<なーいすvvv(笑)
狭い湯船の中。
サンジの身体がゆっくりと体重を預けてきた。頭がコツンと肩口に辿り着いて。
髪の毛をそっと、漉いてみた。
一気にシリアスを駆け抜けてみました!!!ろ>ツッコミ抜いたら、1ページ分くらいは減らせるんじゃねェ?まぁ、これからだぁりんが足してくれることだしvろ>…三人衆、まだ耐えてンのか?(笑)もちろんよねぇ?ここまできたら、戦線離脱なんかしないわよねぇ?(笑)ろ>どうだかな(にやり)いいかげん、無口になってるけど。いることはいる。シャンなんて途中でよそ見しだすし(笑)なかなか、複雑なままねv隙あらばにげようとしてるのは、3人ともなんです(笑)野生動物だし(はははは)
兄>でも、長いねうん、たのいしからねvvv
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