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 チンピラに翻弄されるサンジくん!ごめん、あれはオラオラだから!諦めて!<ろ>「そうだよな。アンタの恋愛に関する持論は」<そう!イチに忍耐。ニに許容。サンに譲歩。シに諦め、だからねー!<ろ>「…そんなユメもキボウも無い事、朗らかに言うな」<やーせめて明るく言わないと。<ろ>「…しょうもねェ」<さ〜あ、もうすぐラストですわよ!
 
 
 15.
 肩口に、頭をあずけて。
 温かな中に沈み込んだ。なんだか。頭の中心が鈍く痛かった。
 実は、とてつもなく。途方もなく。
 揺れて溢れそうになってるモノがおれの中にあって。
 涙が零れていた。
 
 おれに。きらいって言われて辛かった、って。言われた時。
 心の底から、ほんとうに。ごめんなさい、というのとも違う、とにかく。
 辛くて、というのでもないのかもしれない。
 気持ちが、直に伝わってきて。ああ、申し訳ない、と思ったのかな、オマエに。
 それで、泣きそうになっていた。<かわいいなぁv<ろ>「好きなだけ、泣いてりゃいいのにな、一度くらい」<…前章で言ってたことと違う〜!<ろ>「こういう時は、素直に泣いとけば、得るものがあるかもしんねぇぜ?」<…甘やかし太郎だったよね、アンタ!!<ろ>「ルせぇよ(笑)」<甘やかし帝王は別にいるから(笑)、ロクデナシは甘やかし大王ってことでvvねえ、シャン?(に)<シ>「ウルセエ。」<兄>「またまたぁ、寂しいくせにー?(にぃ)」<あ、兄。このネコ様すげえ 機嫌悪い顔してるからそのあたりで・・・(苦笑)
 
 自分で言い出したことに、収集がつかなくて。
 オマエのこと、悲しませて。
 おれは、オマエのこと。
 大事なのに。オレなんかより、よっぽど。
 大事なのに。<ろ>「自分を大切にしとけ」<あー目を細めちゃってコイツぅ。(笑)<言ってやって下さい(笑)
 
 オマエは。
 「愛していないなら、それでいい」とまで言い出す始末で。
 その裏にあるキモチを自分は受け止めるから、と。そう言って。
 なんで、そんなことまでおれは言わせちまったんだろう。<ろ>「ココロに溜まってたンだろ?」<…チンピラ、オラオラだからなぁ。細かい気配りとか、できないしねぇ<ろ>「そんなヤツは気持ち悪ィけどな(にぃ)」<う、そうなんだけど…!
 でも。
 気が付いてみれば、オマエのためにだけ残してある領分はもうひどく拡がりすぎていて。
 自分でも持て余すほどに。もう黙っていることなんてムリだと思うほどに。
 
 「おれ、おまえに依存してる気がする、」
 言った。頤の少し上まで、水が来ていた。
 「…説明、してみろ」
 穏やかだ、こいつの声はこんなにも。<ありがとう、チンピラ。聞いてくれて(涙)
 「あのな、おれ。自分よりオマエの方が大事だし。例えば、例えば、の話だけどさ。
 多分、サイアクの事態が起きたら、」
 髪を撫でられた。先を続けろ、とでも言うように。
 「オマエを生き残らせるだろう。おれの、エゴだな。そんなことにはさ、意地でもさせねェけど。たとえ話」<愛されてるねぇ<ろ>「オレは、そんなことはさせないけどな」<うは。そうだろうねぇ(笑)
 
 「…それで?」
 「おまえのこと、」
 こくり、と。自分の喉骨が動いたのがわかった。
 ゆったり、と。慰撫するように肌を撫でられた。体の周りで、ゆるゆると温かな水が流れて。
 長く息をついた。<がんばれ。言っちまいなさい、サンジ(笑)
 
 「おれ、あきらめねェから。」
 ゾロ、だってさ。
 手を、押しとめた。上から、重ねるようにした。
 「あきらめちまったら、もうオマエ。おれに触れてくれない気がする」
 「…そうかもな」
 やわらかな響きに。また視界が霞みかけた。
 「…先のことは、解んねェから、その時になってみなきゃ、実際にどうなるかはわかんねェけどな」<微調整。(笑)<すてきです(はぎゅう)だーりんvvこの細かさがねvv
 悪いな、確約してられなくてよ。
 呟かれたソレは。
 いっそ清々しいほどの、残酷さだ。オマエの。潔い。<チンピラですから!けど、ロクデナシも残酷なのよう!
 <ろ>「タイプが違うケドな」<…自覚してんなら、なんとかしろよう!!!<ろ>「ムリ言うな(苦笑)」<ぐぬぬぬぬ…だぁりん、こんなオトコだけど、いいんですかぁ!?<いいーーーーんですうーーーー。<兄>「にせカビラ(げらげら)」
 「オマエが、コトバを見つけらんねェように。オレも、"永遠"とか、安売りできねェ」<カギカッコに入れてみました!見にくいかと思って申告中v<ろ>「許してつかわす」<なにを!?(笑)<かたじけない!(笑)
 
 「もし、」
 なぁ、ゾロ。おまえは言葉に振り回されないんだよな。
 「おれが、あきらめちまったらさ、」
 「…ん」
 「おれのこと、切り捨てちまってくれて、構わねェから」
 「…そうだな」
 「そんなモンに、おまえの領域。預けてくれなくていいから。」
 無理矢理に顔をむけたら。
 うっそりと笑うゾロがいた。
 「もしかしたら、そうするかもな。けど」<最後まで譲らないよねぇ!(笑)<ろ>「頑固だからな」<アンタもね!(笑)
 見惚れた。<はあーい、ラブラブトロトロ(笑)<シ>「やっとかよ(に)。つか、メロメロは最初ッからだなコイツラ」
 
 「…オマエはまだ、諦めないんだろ?」
 ひたりと。指で頬に触れられた。押し当てられる。
 穏やかさに眼を閉じそうにまって。それでも、おれは。ここで、コイツの顔をみて。言わなくちゃいけない。
 「―――ウン。そんな気、これっぽっちも持ち合わせてねえよ」
 「なら。それでいい」
 「ごめんな?」
 「あァ」
 「ひでえことばっか言って、」
 すこし、狭められた眼が。じっとみつめてきていた。
 「態度もクソ悪くて、……睨み合いバッカで、」
 「…まぁ、それを含めて、オマエだしな」<そういう理由で全部許せるコイツって、結構優しいのかしら、やっぱり。(笑)<ろ>「厳しいけどな」<ぐぬ、どの口がソレを言うの!?<ろ>「コレ(にやり)」<…ひねってやる。<ろ>「ヤメとけ」<むぅ。<キスしたいよう!!!(笑)<兄>「おいおいおい(苦笑)」
 そう言って、ゾロが肩を竦めていた。
 
 「それでも、おれは。オマエの行き先を見ていたいんだ。」
 「…あァ」
 「できれば、すこしでも長いこと。」
 「そうだな」
 この気持ちが愛情なら。それはひどく厄介なものだ。
 貪欲だ、
 だけど。
 このうえもなく遠くにもおもえる、いつか。
 それでも。
 おまえと、わらっていたいよ。<うぁい!頑張ってください!!(笑)<ろ>「努力しなきゃ、どうにもなんねぇことだしな」
 <あう。真実は痛いよう…!<ろ>「ばぁか(にやり)」<このコたちなら大丈夫かな?(笑)
 
 「おれさ、」
 「…あン?」
 「おまえのことさ、食べ飽きないよ、きっと」<うふvどんどん食べてくださいねー!<ろ>「おかわり自由の定食みたいだな、アンタが言うと」<ノリは合ってるわよ?(笑)<あってるのか!!!(大笑)
 「…そうか」
 「毎日、毎日。いつだってさ、一等すきだよ」
 笑み。柔らかい線がゾロの口元に浮かぶ。指先でなぞった。
 指を追いかけて、唇で触れた。
 「これは、ほんとう。」
 触れ合わせたままで、言った。
 
 「…おぅ」
 押し当てた。柔らかに、言葉をのみこんで。
 ゾロの眼が、閉じられた。それでも。おれの視界には。
 深い深い翠が、消えなかった。
 エヴァ・グリーン。<チンピラのくせに、キレイな目ですから!(笑)<ろ>「なんだそりゃ(笑)」<あはははは。
 
 オマエといるときしか、おれのなかに。こんな気持ちは起こらない。
 どこまでも拡がる、枯れることの無い、
 ―――ゾロ。オマエ自身が、おれにとっての奇跡なんだ。<…チンピラにゃ勿体無いって言うの?<ろ>「イヤ?別に?ここまでラブラブならいいんじゃねェ?(笑)」<アンタからその単語を聞くとは思わなかったわ(笑)<ろ>「ラブラブ?」
 <そう<ろ>「ふふん(にぃ)」<ロクデナシも公認のラブラブvvもうこわいものないねぇ!(笑)
 いま、わかった。
 
 
 なんだか。
 サンジの深いところから、コトバが届いた気がした。<ああ、わかってくれるのね・・・(しみじみ)
 音に乗せられることはなかったけれど。
 柔らかな、口付け。
 なンだよ、ちゃんと態度で示せるじゃねェかよ。
 なんだって、それに気付かないかね?
 けれど。
 どこかで、それを教えてしまってはいけない、という声がした。
 サンジが気付くまで、教えてはいけない、と。
 それならば。
 オレは、コイツに、なにを返せるだろうか?
 無音で響いたコトバの代わりに?
 ゆったりと、サンジの前髪を撫でた。
 ぱちゃん、と響いた水音が、やわらかな波紋を広げた。<のんびりまったりだねぇ、やっとこさ。<ろ>「この後、おお騒ぎなんだろ?」<ええ、その通りでございます!(笑)<この、まったりとした具合がとてもいいと思うの。ああ、ジェットコースターだったなあ、つくづく(苦笑)<兄>「まだまだ続くヨ。(にかり)」<シ>「なんの予告編だよ、それは(げらげら)」
 
 喰い飽きないだろう、とサンジは言った。
 断定はできないけど、指針はできた。
 それで、十分。
 ゆっくりと、サンジの唇に口付けて。
 「…オレはさ。オマエに惚れてンだな。だからオマエのコトバに、たまに傷ついても」
 もう一つ、口付けを。
 「オマエの態度が、たまに癪に障っても」
 もう一つ。
 「オマエが…オレのわかんねェ理由で、オレをギラギラ睨みつけてても」
 笑う。
 「それがオマエだって、思ってっからよ。あ?違ェな」
 眉を跳ね上げた。
 「それもひっくるめて、オマエだって。そう思ってっからよ。だから」
 これが、紛うこと無い本音。
 「何度でも、オマエの本音を見つけようって、そんな気になるンだろうな」<ろ>「随分と追加したな?」<うん。なんとなく、らしくない?<ろ>「どう思う、二矢?」<悶絶してます〜〜〜〜くらくらだよう。
 
 首を傾けるようにして、サンジが真剣な目で、見ている。
 全神経で、聞いているみたいだ。
 「それで、……みつけられたら?」
 潜められた声が聴こえた。
 「オレは、結構不親切なヤロウだからな。こっそり胸に突っ込んで、仕舞っとく。んで、たまに引き出しては、
 楽しむかな」<ロクデナシです(笑)<ろ>「チンピラだよ」<ロクデナシなチンピラ!青いねぇ!!(笑)<きゃわいいよう!!(笑)
 ああ、そうだよ。教えてはやれねェ。
 サンジが、ふわんと笑みを浮べた。
 「オマエが取っておくんだ?」
 「あァ。オレが取っておくんだ」
 「ふぅん?」
 他の誰にも、教えねェ。<ああ、ラブラブだアーーーー。いいねえ!!ねえ、兄!<兄>「まあねぇ、本命のいないおれとしては目の毒だわー(げらげらげら)」<だからオカマ言葉やめなさいってば(笑)
 サンジが、なんだか嬉しそうな口調になっている。雰囲気すら、なんだか嬉しそうだ。
 「それさ、」
 「ア?」
 「悪くないね、実に。」
 「だろ?」
 にぃ、と笑ってやると。気に入った、とサンジが笑って。
 きゅう、と抱きついてきた。<改行してみましたーvよりサンジくんの可愛さを、際立たせてみましたv<ろ>「アンタが一番ロクでも無ェ」<あーもう。褒め言葉だと思うことにする。<ろ>「褒めてねェし」<むむ!<あははvvありがとう、ナイス調整vvさっすがまいだーりん!(ぎゅうう)
 抱きついてきたまま、ゆっくりとサンジを抱いて。ざばり、と湯のなかから立ち上がった。
 
 「―――う、わ急に、」
 「そろそろ、湯中りしねェか?」
 笑って、そうっと真っ直ぐ、湯船の中、立たせてみる。
 「あ、やべ、」
 すこし湯中り気味のようで、蒼い瞳は閉じられている。
 「はン?」
 「ぐらああ、ってキた」
 「…のぼせたンだな」
 「…マジかよ、」
 腕を掴まれて、笑みが勝手に浮かんだ。
 「だろ?結構長く湯ン中にいたからな」<こんなとこで、またメロメロになってるしねぇ。(笑)<なんだかとってもチンピラうれしそうですvvこっちが照れちゃうなぁ(笑)
 
 そのまま、石鹸に空いた方の手を伸ばし。サンジの後ろに回した手のまま、泡立てていく。
 「まいった―――って、は?」
 「辛ェだろ?洗ってやるよ」<世話焼きv<ろ>「違うな。構いたがりなだけだ(にやり)」<…アンタもね。<ろ>「そうだな」<…しらぁって肯定すんなぁッ!!!<ろ>「オレは嘘は言わねェ」<…ぐっ。コイツのが絶対、ロクデモナイ…!!<だって、だって〜〜〜〜!!!<兄>「ロクデナシだもんな(に)」
 掴まっていないほうの腕に、泡だらけの手を這わした。大きく目が見開かれて。
 また小さな笑みが浮かんだ。
 「別に、もうなンもしねェって」
 「バッ―――、」
 耳まで真っ赤に染まって。あ、チクショー、カワイイなぁ。<ああ、きっとすっごくにかり笑いだろうなあ、チンピラ!!(笑)
 
 今も。
 何度でも、恋に落ちている。
 永遠は、誓えない。
 けど。<なんとなく弄ってみました!<ろ>「折角詰めた行間、みんなパァだな(にやり)<…こ、こだわりってことで!!
 その代わりに、何度でも。
 繰り返し、恋に落ちてやる。<ああ、これぞ!!!!!!これを言ってもらえるなら!!頑張って泣いてわがまま言った甲斐があったわ、サンジくん!ここの段落、いいよねえ。
 
 サンジの身体を、両手でわしゃわしゃ洗う。
 「くす、くすぐってぇって!」
 「…オレな?」
 すこし暴れるサンジの身体。
 「っん?」
 健康で、なによりだ。<ええ、御互いねvvv健やかに愛を育んでおくれねvv
 「結構、独占欲、強いんだぜ?」
 笑みが勝手に零れる。
 ぱしぱしと、サンジが瞬きをした。
 「オマエの足の傷」
 避けて、洗う。
 傷口は、もう塞がって。引き連れた皮膚だけが、痛ましい。
 「オマエは全部、オレのもんだ、って思ってっからよ。勝手に痕付けられて、ムカついた」<くああああああvvvvvv<シ>「おら、そこ。蕩けンな(に)」<だって!!こんなこと言われたらとけるっしょおー!<シ>「まだまだ序の口じゃねェかよ!(に)」<ええ?そ、そうなのか?!<ベ>「一体なにを言われているのやら(くくくっとわらってますがな。常識人めが)」
 しゃがんで、足の先まで洗う。
 「まるで、ガキの独占欲だよな」<そのとうりだ!!!<ろ>「…威張るな、アンタが」<いやーハハとしては(笑)<うははvv
 自嘲じみた笑みが零れる。
 「けど、オレは。自分勝手なオトコだからな。そんなガキ丸出しの独占欲をオマエに覚えても。
 いいんじゃねェかって、思ってる」<ほんっとロクデナシでごめんなさい。チンピラで!!<ろ>「…抑える気がカケラも無いってのは、どうだろうな?」<ガキだから!<ろ>「…まったくだな(苦笑)」<言い切ってください。サンジ、このうえもなくしあわせそうだし(笑)<シ>「ああ、……だな(苦笑)」
 
 苦笑い。
 ああ、そうさ。悪くないだろ?
 サンジが落ち着いた声で、呼びかけてきた。<ほらね?喜んでるでしょvvv
 ゆったりと腰を上げた。目線が、並ぶ。
 サンジに名前を呼ばれるのは、とてもスキだ。
 視線が合わさったまま。一瞬それが戸惑うのが見て取れた。
 それから。
 「うれしいよ、」
 アリガトウ、と。
 サンジの呟きが、水に落ちていった。柔らかな、波紋を描く。
 「おまえが。おれを選んでくれて、嬉しいよ」
 
 「…オレはさ。オマエのこと、認めてっからよ。だから、こうやって、オマエが怪我すんのは、仕方のないことだ
 と思ってる」
 サンジが。いままで見せたことの無い、穏やかな顔で。ふわ、と微笑んだ。
 「まぁ、オレの独占欲とは相反するンだけどな」
 苦笑い。
 「ウン、」<サンジくん、カタカナで、ウン、っていうときはあまえてるのvvvフフフ。気がついてたかな?だーりんのことだからきっとばれてたかなあ(笑)
 真っ直ぐに生きようとしても、矛盾だらけだよナ、まったく。<ここ、すきだなあvv
 「オレがさっき、怒ってたのは。オマエが怪我をしたことじゃなくて、ソレをオレに黙ってたことだ」
 ぽりぽり、と鼻の頭を掻いた。
 
 「オレはな。オマエを頼りにしてるからよ。意外とオマエに甘えてンじゃねェかって、思ってる。肉体的なコトだけ
 じゃなくて、精神的なこともな。オレは。結構オマエに寄りかかって生きてンだぜ?」
 サンジの真剣な表情。
 苦笑が勝手に零れた。
 「ほんとうに?」
 サンジの表情。素直に驚きを浮べている。目が、すこし見開かれている。
 「おぉ。マジでな」<ここもすき!!!!この、おぉ、ってのが、すごい、すき!!
 笑って、今度は自分の身体を洗い始める。
 サンジに目を遣ると、満面の笑みを浮べていた。
 ガキまるだし。
 すげぇウレシイ。そう、書いてある。
 掌で、泡を掬い。そのままこっちめがけて飛ばして来た。
 ゴキゲンだな。
 笑みを漏らした。<上をまとめてみました!あーこのヘンのサンジ、かわいいよねぇ!んで、チンピラがなぜかオトナ。言ってることはガキなのに!くぅう!<ろ>「…人生矛盾だらけだと、さっき言ってたしな、チンピラ(にぃ)」<うははんvそうなのようv<サンジくん、ごきげんです。(笑)でもって余裕のあるチンピラもかっこいいわvvvガキでもネ(笑)<兄>「ガキなところがいいんじゃねェの?(にかり)」<うは!鋭いね、兄!(笑)
 「だからな、サンジ。オレがさっき怒ってたのは。オレはオマエに遠慮なくよっかかってるから、オレがオマエを
 潰しちまうのが、怖かったンだよ」
 
 「うん、わかった。もう、しない。だってさ?」
 「あン?」
 ぺたん、と泡だらけの掌が、胸の上に当てられた。心臓の、上。
 とくり、と一拍跳ねた。
 「おれがぽしゃったら、オマエ。可哀相だもんな」
 サンジの目元、笑みが浮かんでいる。
 けれど。
 「おれがどんなに、おまえのこと想ってるか。おれもさ、ぜったい、」
 「いつか。きちんと形にして、おまえに遣りたいし。」
 「おれが、貰ったみたいに」
 とても真摯な声で、サンジが続けた。
 
 「…オマエがオレのせいでぽしゃったら。オレは、オレを成敗しなきゃいけねェハメんなるな。…なンか、
 すっげぇかわいそう、つか、やるせない、つか」<ほんとだよね(笑)平気でこういうことさらっといえるからチンピラがいとしいですの、私(笑)
 苦笑すると、くすん、とサンジも笑った。
 「…オレが、浮かばれねェな」
 くくく、と笑い声が漏れた。
 「しまらねぇ、それは!」
 サンジからも、笑い声が漏れた。
 ゆっくりと腕を伸ばして。泡だらけの身体を抱いた。いつもより、ぽふん、としていた。
 「…オレもよ。オレを受け入れてくれたオマエに、感謝している」
 扱いやすい性格ってワケでもねェしな、オレもよ。
 そう、苦笑交じりに漏らして。
 サンジの唇に、そうっと口付けを落とした。
 「オマエがくれるってコトバ。楽しみに待ってる。いいな?」
 サンジの唇が、なにかいいたげに、モゴモゴと動いた。
 イジワルをして、二度啄んで。
 きっと締まりのないカオ曝してンだろうな、と思いながら、離した。<ここも微妙にかわいいし、しあわせ。ああ、しあわせになってくれてよかったよう。一時はどうなることかと(苦笑)ここまでほわほわなら安心だ。
 
 「ソレさ?おれがさ、」
 サンジの目が、キラキラ輝いている。
 …なんだ?
 「伝説の猛獣使いになるのと!どっちが早えかねェ?なあなあ、どう思うよ?!泡泡マン!」
 …なんつったっけ、あのネコ。笑いネコ。縞々の。<ろ>「チャシャ猫」<ふふん。でもワタシの同類ではないのよ?<ろ>「あー!アンタあれだ。化けネコ」<はい、お呼びで?<ろ>「アホウ(笑)」<うあはははははははっは!!!ねえ、 シャン!アナタもネコのくちよね?<シ>「ンなこたァ、ねえよ。」<あらら、オノレを知らないと、ダメよーう?シャン。ねえ、ダーリン?(ぎゅ)
 …なんだっていいけどよ。
 
 ぎゅむり、とサンジの鼻を摘んだ。
 「むぎっ」
 「いっとくが。オレだってそうそう、オマエの尻の下に敷かれる気は無ェからな」
 離して。
 ちょん、とオデコに口付けを落とした。
 「手懐けンなら、やってみろ。相手ンなってやる」
 サンジがへらん、って笑った。嬉しそうだ。
 ああ、ちくしょー。これって惚れた弱味か?<ろ>「惚れた方が負けだしな。アキラメロ」<うはははは!<いいぞお!!へんしゅうちょお!!(笑)
 「おう。思いっきり甘やかすぞ?」
 酷く嬉しそうなサンジの声。
 ああチクショー。宣戦布告したはいいが、なんでだ、勝てる気がしねェ。<ろ>「さっさと白旗振っちまえ(笑)」<あはははははは!!!すてきだ!!ロクデナシ!<シ>「そういうオマエはどうなだよ、あン?(にか)」
 「やってみろ。思いっきり、甘やかされてヤル」
 にぃ、とせいぜい、不敵な笑みを浮べた。<でもガンバルらしいすよう?(笑)<頑張れよう!!
 
 「毎日キスしてスキダヨって言うからどれがホンモノかあててみろな?」
 得意げなサンジの声。眉を跳ね上げて言ってやる。
 「じゃあ、当てたら当てた分だけ、抱かせろよ」
 「う〜〜〜〜ん、」
 オイオイ。
 「…なンでそこで悩むんだよ、サンジ」
 あ、声が勝手にむすっとした。<かわいいっす(笑)ガキでvv
 「だってさ。足りなかったらイやじゃねェ?」
 …まぁ、ガキでもいいけどな、コイツの前では。
 つか、見てろよテメェ。今の言葉、忘れンな。<やったああvいいぞうvvすごく、らしいよう!
 「…てめェ。足腰立たなくさせてやる」
 にかり、と笑ったサンジを、抱きかかえた。
 「…よし、じゃあ場所変えて、次のラウンドに行くか」
 サンジがひゃは、と声を上げて笑った。
 「信じらンねぇ、なんもしねえっていったのに!」
 テメェの機嫌がいいと、オレも良くなンのは、なんでかねぇ?
 ぷう、と膨れた割には、笑い声のサンジに、にぃ、と笑いかけた。<この段、大幅微調整です!<ろ>「どっちなんだよ(苦笑)」<やーそのまんまの意味ようv(笑)<うふふvvv
 
 「つか!泡っ。」
 「言っただろがよ。オレは、オマエの"本当"だけ見るからってよ。オマエ、オレのこと、スキだろ?」
 「ダイスキ。」
 コックを捻って、シャワーからお湯を流した。
 「すげえ、スキ。あたまおかしくなりそうに、スキ。」<サンジ、もう蕩けそうににこにこですわ。よかったねえ愛されてて。
 サンジと一緒に、頭から被った。
 「それは間違ってはいねェけど、本音とはちっとズレてンな」
 ブルブル、と頭の水滴を跳ね飛ばした。
 「あンで。」
 「オマエ、オレのことスキだけどよ?コイツ、なんてヤロウだ、とも思ったダロ?」
 うわ、水散った、と騒ぐサンジに、にぃ、と笑いかけて。
 ふ、と気付いた。<この辺りから、コメディ路線復活で。(笑)<ろ>「復活も何も、ここが最初だろが(笑)」<…あ。それもそうか!(笑)<実はそうなんだねえ!!<兄>「蛇口と語ってるだろ、アホサンジが」<あ、あれも微妙に??(笑) <シ>「あれはコメディっつうより、ただのサンジのバカ露呈だろうがよ(にか)」
 
 「…サンジ」
 ヤバい、ヤバすぎるかもしんねぇ。
 「なに、」
 「…コーヒー、いまごろ沸き立って、飛んでもねぇ飲み物ンなってっかも」
 ぐう、と喉の奥で引きつった音が、サンジから漏れた。
 「…とりあえず、見てくっから。オマエ、ちゃんと着替えてから来い。包帯、ちゃんとしろよ」
 「うっ、――――うあはははははははははは!!馬鹿だ!!」<まったくもってその通りです。(笑)
 「笑ってる場合かよ!!」
 「でもって、てめえ、ひでえッ!!ひでえオトコだぞ?!」
 「…つか。サイフォン割ったら、次コーヒー飲めねェって騒いでたの、オマエだろ?」
 あーもー。
 がし、とサンジを掴んだ。
 「さんざん噛み付かれて引っ掻かれてエライめにあわされたおれのアシ!!」
 救急箱をサンジの手に押し込んで。
 洋服を持って。
 「ひでえ!!てめえ、アイがねえ!!」
 カップを咥えた。<この辺りに、チンピラ味を出してみました<ろ>「イヤな味だな、ソレ」<えへへv<うふふvvあのね、うれしかったのvvとってもvv<べ>「ハイハイ(苦笑)」
 
 「あ?なに??」
 「オマエも、来い。あっちでやってやる」
 そうさ。オレは欲張りなオトコだからな?<でもいいようvvvvすてきだよう!ちんぴら〜〜〜!!
 「気に入ってるモン、手放す気はさらさら無ェからな。オマエも、付き合え」
 「上等。」
 「ついでに。グラグラに沸き立ったコーヒー飲むのにも参加しろ」
 笑って。
 「うえ。却下。おれそんなモン頼んでねぇし」<まったくもって。(笑)<ろ>「オレも却下するな」<うふふんv
 「おら、掴まってろ、問答無用」<掴まって??いや、やはりここは「捕まって」??(笑)うふふvv
 「じょーうだん!じゃね、って、わ!」
 「いーじゃねぇか。酸いも甘いも、分け合おうぜ?サンジ」
 「ぜッッてえええええ、や!!!」<アタシもヤだな<ろ>「オレだってイヤだ」<サンジくん、可愛そうに…。(笑)<まあね?でもほら飲んでないし(笑)
 絶叫は、バスルーム中に響き。
 肩を竦めて、扉を開けた。
 「まぁ、これも一つの、アイのシレンだな」<イヤな試練だ。<ろ>「つか、そんなもん試練にすンな(苦笑)」<でも。なんだか主張がとてもチンピラよねぇ?(笑)<ごきげんなんだもんvvはぴはぴだよねえvvv
 「ごめん。前言撤回。おれ、降りるわ、」
 行き先は、キッチン。
 「ヤだね」
 笑う。今更降りられて堪るか。
 
 
 
 
 明るく朗らかになったねぇ、一遍に。(笑)ろ>「この調子で、最後までやるぞ」おー!!(笑)もうすこしで最後よ!!みんな!!シ>なあー、ロロノア。このあと飲み行こうぜ、マジ。あ、シャンてば、疲れてるし(笑)兄>それよかあんたは他所行った方がいいんじゃねえの?(にぃ)あ、兄またそんなこと言って(苦笑)シ>ンだと?あーほら、毛が逆立っちゃったよう。もう、そこの常識人!しれーっとしてないの!
 
 
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