目眩
の
感じ
びくりびくりと跳ねる身体に押し上げられるようにして零された蜜を飲み干して、ショーンはふわりと微笑みました。
ちゅく、と優しく最後まで吸い上げてから、屹立から口を離します。
「し、ぉ…?」
そう揺れる声のノーマンに問いかけられて、ショーンはすいっとノーマンを見上げました。
「ン?」
こくん、と息を飲んだノーマンの奥に差し込んだ指を、とろとろと小刻みに動かします。
「どうした、ノーマン?」
「し、ぉ…っ、んっ」
真っ赤に顔を火照らせて目を瞑ったノーマンの様子に、ショーンが喉奥で笑いました。
「気持ちがいい?」
「ん、っふ、」
甘く呻いて、ノーマンがふるりと身体を震わせました。
「気持ち良さそうに見えるけど、どう?」
きゅう、と顔を歪めたノーマンを見詰めたまま、ショーンは細い脚の間に顔を落とし、ちゅ、と張った精嚢に口付けました。そのまま、ゆるゆると内側を長い指で擦り上げていきます。
「んぁ…っ」
びくびくと跳ね上がるノーマンの、放出したばかりの屹立が早くもその身を擡げていることに、ショーンはぺろりと舌をなめずりました。
「おなか、へんん、」
そう甘く切羽詰った声がします。
「もわもわんって、」
「もわもわん」
ノーマンの告げた言葉を繰り返して、ショーンがまた喉奥で笑いました。そしてそのまま自分の指を含ませているノーマンの奥の入り口をぺろりと一舐めします。
「これは…?」
「っぁ、」
か細いノーマンの声に、ショーンが甘い声で囁きました。
「好き…?」
くちゅくちゅと中で指を蠢かせながら、舌で擽るように襞を舐め啜ります。
「ひぁ、ぁ、んぁ、」
甘えたような嬌声が響きます。
きゅうきゅうと締め付けてられる指に構わず、ショーンはゆっくりと指を引き出しては、そのまま擦り上げるように突き入れる作業に移っていきます。
「ノーマンの内側は熱いね、」
「っぁ、ぁあん、しぉ、っ」
てろ、と舐め上げて、ぷちゅ、と吸い上げます。
とろ、と屹立の先端から透明な体液が零れ落ちていくのを目にして、ショーンはゆっくりとそれを手の中に包み込みました。
「気持ちいいんだ?」
てろてろと襞を舐め上げながら、指を抜き差しさせます。
「ん、っん」
荒く喘ぎながら、ノーマンが甘い声を上げます。
くう、と片足がリネンを引き攣らせながら引きあがっていくことに微笑んで、つぷ、と指を引き抜いてしまいました。そしてその脚を手で押さえ込みます。
「素直でかわいいんだな、ノーマンは」
唆すように甘い声で言いながら、ショーンは舌先を長く伸ばしました。そして、失くした体積を惜しむように収縮を繰り返す奥に尖らせた舌の先端を押し付けます。
「ァ、っん、」
びくん、とノーマンの腰が跳ね上がります。
熱い吐息を吐き出しながら、ぬく、とノーマンの内側へと舌先を滑り込ませ。そのまま、音を立ててぴちゃぴちゃと舐め上げていきます。
「こ、ぼれちゃ、ぁ…っ、あ、」
くう、と反っていく背中に、ショーンがきゅうっと屹立の根元を押さえ込みました。
「もう少し、ガマンしてごらん?」
「しぉ、っ」
最奥の内側に舌を差し込んで、ぬくぬくと内側を舐め上げます。
くん、と踵が引きあがっていきます。その脚を開かせるように抑え込んで、ショーンがますますノーマンの体内を舐め上げていきます。
ぴちゅぴちゃと濡れた音が響くことに、ノーマンが肌を震わせました。
「ん、んく、っふ」
切れ切れに聞こえる息は甘く響き、肌はますます熱く赤く染まっていきます。
ちゅく、とショーンがノーマンの屹立をきつめに扱きました。
そのまま、舌で内側を突き上げるように辿っていきます。
「――――――ぁんんっ」
甘い声を酷く素直に上げたノーマンが、四肢を震わせてショーンの掌を濡らしていきます。その様子にショーンは満足げに微笑んで、ちゅう、と襞をきつめに吸い上げました。
「し、ぉ……っ、っぁ」
びくびく、と更に身体を震わせるノーマンの肌は真っ赤に染まり、甘い匂いがどこからともなくしてきます。
くう、と笑ったショーンは、ぱちりと指を鳴らして魔法の小瓶をリネンの上にヒトツ降らせました。
その中には金色の液体が入っており。ショーンはそれを歯と片手で起用に開けてから、中身をとろりとノーマンの蜜に濡れた手に零しました。
混ぜ合わせるように手の中でくちゅりとそれを塗り広げ、そしてそれをそのままノーマンのひくひくと蠢く襞に塗りつけていきます。
「ん、んう」
びくんと脚を跳ねさせたノーマンの屹立の根元に口付けながら、ショーンが揃えた2本の指をノーマンの奥に宛がいます。
「気持ち良さそうだね、ノーマン」
「し、ぉ、しぉ、んっ」
「ん、もっと気持ちよくなっていいよ」
震える声で返してきたノーマンの息を測りながら、くぷ、と指を滑り込ませていきます。
「怖いことなんか、なぁんにもないからな」
「ぅん……っ」
真っ赤に顔を染めてこくこくと頷くノーマンに微笑みながら、ショーンはゆっくりと指先をノーマンの体内に滑り込ませていきます。そしててろりてろりと屹立の根元を舐めながら、時折音がするほどにきつく吸い上げたりもします。
ノーマンの細い背中が、ぴん、と強張っていきます。
「息を吐いてごらん、ノーマン」
ノーマンが唇を戦慄かせつつ、大きく口を開いて喘ぎ声を上げました。
「ん、いいコだ。痛くはないな?」
「し、ぉ…っ」
きゅう、とリネンをきつく握るノーマンの屹立を先端まで舐め上げながら、ゆっくりとショーンが締め付けてくる内側を押し撫でていきました。
「とろとろ、なっ……て、あぅ」
甘く喘いで零された言葉に、ショーンはにっこりと笑いました。
「もっと溶けちまえ」
そう言って、ちゅぷん、と屹立を口に含んでしまいます。
「ぁ、っぁあ、」
腰を思わず揺らしたノーマンに、ショーンが喉奥で笑いました。
ぐちゅくちゅと内側に金色の液を刷り込みながら、少しずつ広げていってしまいます。
この金色のローションは、痛みを抑える成分と。粘膜に浸透して熱く感じさせる作用があります。かっかと内側が火照ってしまって、堪らなくさせてしまう成分が入っておりますので、不慣れで感じやすい元こぐまはあっという間に快楽の坩堝へと落とされてしまいました。
ぬくぬくと内側をショーンが擦り上げながら屹立を吸い上げておりますと、どこかいままでとは違ったトーンでノーマンが声を上げました。
「――――――ぁ、ア、」
今にも泣き出しそうな表情を浮かべたのを見て取って、ショーンが口中から屹立を引き出しました。
「ここに、欲しい…?」
甘く囁くようにショーンが訪ねます。
「しぉ…んん、」
とろとろに蕩けて甘い声がすることに、ショーンはますます優しい声で言いました。
「なにが欲しいか、言ってごらん…?」
「しぉ、」
縋るような甘い声に、くすんと年上の魔法使いが笑いました。
「オレが欲しい…?」
「おなか、あつぃ、」
「うん、熱いね。蕩けてるよ、ノーマンの内側」
ぐちゅ、とわざと音を立ててショーンが内側を擦り上げます。
「っぁああん」
口許に当たったままのノーマンの屹立は、いまにも弾けてしまいそうにどくどくと脈打っております。
「しぉ、」
舌足らずな声が甘く告げてくるのに、ショーンがぺろりと屹立の先端を舐め上げました。
「欲しい?」
「おしり、とけちゃぅよぅ…っ、とろ、って――――」
はふ、と熱い息を吐き出したノーマンに、ショーンがうっそりと笑いました。
「もっと溶かしちゃおうか」
「なくな、ら…なぃ…?」
蕩けきった声で言うノーマンの屹立の先端をぺろりと舐め上げます。そして、ぐちゅ、と内側を押し上げました。
「しぉ、の――――、ぼく、なくならなぃ?」
快楽に曝されすぎて涙目になったノーマンが、顔を真っ赤に染めてショーンに訊いてきます。
「なくなったりなんかしないよ。オマエを失くさせるわけがないだろう?」
優しい声でショーンが返せば、どこか安心した風に、はぃ、とノーマンが応えました。
「もっと、すき、」
「素直だね」
ぬちゅ、と音を立てさせて、ショーンがノーマンの体内から指を引き抜いていきました。
そして、再度金色のローションを手に垂らしてから、今度は指を三本揃えてノーマンの内側に差し込んでしまいます。
「んっふ、ぁあ、っあ…」
びく、と跳ね上がったノーマンの屹立を咥えると同時に、口内に熱い飛沫が零されたことに、ショーンがにぃっと口端を吊り上げていきました。ちゅくちゅくと吸い上げつつ嚥下していき、けれども指はゆっくりと内側を一定のリズムで突き上げていきます。
ノーマンが甘く、けれど余裕がなく嬌声を上げ続けます。
くちゅぐちゅと内側を広げて押し上げながら、ショーンがそうっと身体を起こしていきます。 途中で掌では捉えきれなかった蜜を舌先で掬い上げながら、昨夜つけたのとは別の場所にまた赤い痕を残していきます。
「っは、んん」
ぶるぶると身体を震わせたノーマンの屹立から、とろーっとまた蜜が零れていくのに構わず、少しずつ辿り上がっていきます。
「ノーマン、」
かり、と肌を齧りながらショーンが言います。
「腕、回してごらん?」
「し、ぉ、」
甘い声で涙を啜り上げるように喘いだノーマンが、両腕と両脚を回してきたことにショーンが朗らかに笑いました。
「脚はもう少し緩めて。上がって来れない」
かり、と小さな“ベリィ”を齧って、からかいます。
「ァ、ん」
ぶる、とノーマンが身体を震わせました。
てろてろと舌で舐め上げながらノーマンの喉元まで辿りあがったショーンは、真っ赤なノーマンの顔を見下ろしてにっこりと笑いました。
「おいしそう、」
は、と荒い息を吐いたノーマンの真っ赤な唇を、ショーンがぺろりと舐め上げました。
「コレじゃ足りないでしょ?」
ぐちゅ、と奥を揃えた指で突き上げて訊きます。
「ぼく…、」
はふ、とノーマンが喘ぎました。
「まほ、ぅ、に…?しぉん、」
「魔法になんかかけてないよ、かわいいこ」
「だ、けど、」
ショーンがふわりと微笑んで、はむ、とノーマンの唇を啄ばみます。
くう、と息を飲んだノーマンが仰のいたことにくすりと笑って、ゆっくりと揃えた指を広げながら引き出しにかかります。
「だけど?」
「――――ぁ、ぁんん、」
ぷるぷるとノーマンが震えるのを見下ろして、ショーンがじっとアクアマリン・ブルゥの双眸を覗き込みました。
「だけど、なに?ノーマン、」
「じゅん、っておなか、あついぃの、ぐるってするも、の」
はふはふと熱い息を繰り返しながら、ノーマンが涙目で見上げます。
「ここぉ、」
ゆるゆるとノーマンの手が、自分の臍の下辺りから腰骨までを押し撫でていきました。
くぷん、と指を引き抜ききって、ショーンがきゅっと目を細めました。
「じゃあ、埋めちゃおうな、そこ」
「し、ぉ」
ちゅ、と涙に濡れた頬に口付ければ、ひく、と嗚咽を漏らしかけたノーマンが、甘く蕩けた声を上げました。
「なぃ、の――――や、ぁ」
「ん」
く、と自ら腰を押し当ててきたノーマンの両脚を開くように引き上げさせて、ショーンがくうっと猛った屹立の先端を蠢く奥に押し当てました。
「両腕、回して、ノーマン」
きゅう、と両腕を素直に回して縋ってきたノーマンが腰を揺らがせたことに喉奥で笑って。
ショーンは薄く開いたままのノーマンの唇の間を舌で割りながら、ぐう、と奥に屹立を押し付けました。
ローションのぬめりを借りて、ぬくぷ、とあっという間にソレはノーマンの身体を押し開いてきます。
「っは、ぁ、…ア、ぁッ」
くう、と背中を浮かせたノーマンの両脚をリネンに押し付けるようにしながら、ぐぐ、とショーンがノーマンの奥まで屹立を押し入れていきます。
「んんぁあ、っ」
とろとろに蕩けた声が、間近で合わさったままの唇から上がります。
「しぉお、っ」
ぎゅうぎゅうと縋ってくるノーマンが、うわ言のように繰り返します。
「あつ、ぃ、あつ…っ」
「もっと熱くなっちまおうな」
ふるふる、とノーマンが小さく首を横に振りました。
「とろ、ってして、」
「中に?」
甘い声で唆しながら、ショーンがゆっくりとノーマンの内側を円を描くように突き上げました。
「っひぁぅ」
甘く鼻を鳴らしたノーマンの頬から耳にかけて口付けながら、ショーンがそうっとリズムを刻み始めました。
甘く高く喘ぐノーマンの身体が縋り付いて来るのを楽しみながら、濡れた音を立たせてリズミカルに腰を突き入れます。
細いノーマンの身体が引き摺られるように引き上げられていくのに微笑んで、ちゅぷ、と真っ白い耳朶を吸い上げました。
「ノーマン、」
「んんぅ」
とても気持ち良さそうに鳴いたノーマンに笑いながら、ショーンが落とし入れる様に体内を突いていきます。
二人の荒い息が間近で溶け合って、ノーマンは身体を細かく震わせました。
「ノーマン、」
甘く囁けば、ノーマンが額でショーンに懐きました。ショーンがくうっと微笑みながら、歯を食い縛ります。
「しぉ、っ」
「っく、っ、」
甘いノーマンの声に促されるように、ショーンが呻きました。それから、きゅうきゅうと締め付けてくる内側を強く抉るようにし、止めていた体液をその中に注ぎこみました。
甘い声を上げたノーマンが、
「しぉ、ん…の、あっつい、よぅ」
そううわ言のように言います。
「きも、ち…ぃ、ァあ…ッア、」
語尾が悲鳴のように引きあがっていったことに笑って、ショーンがぶるっと身体を震わせました。そして熱い体でプレスするように、ノーマンの身体に体重を預けていきます。
はふはふと荒い息を繰り返すノーマンの頬にそうっと口付ければ、更に甘い声が言いました。
「ほし、よぅ、」
しぉ…、と強請るかわいい子に、誰が逆らえましょう。ショーンは喉奥で笑ってから、ノーマンの首筋に頬を擦り付け。それから、回復していた屹立で、ぐん、とノーマンの内側を突き上げました。
「もちろん。まだまだだよな」
「んふっ」
そう甘く呻いたノーマンの濡れた屹立を手の中に捕らえて、ショーンが囁きました。
「もっともっと、熱くなって蕩けちまおうな」