た
い
へ
ん。
熱いノーマンの体内の奥まで楔を沈め、体中で縋ってくるノーマンの額に口づけを落とします。ショーンを見上げ、星空を写し込んだ双眸に滲んだ涙を舌先で掬って、真っ赤に染まった頬を柔らかく吸い上げます。
途端にとろんと体中を柔らかくしたノーマンの内を押し上げ、掻き混ぜます。
「ノーマンの中も全部オレのこと好きって言ってるね」
くすくすと笑って耳朶に舌を這わせ、リズムをつけて突き上げていきます。
きゅうっと手指に縋りつかれ、内にも締め付けられ、屹立を深く沈ませながら耳朶の内に舌を入れて擽ります。
「ノーマンの中、きゅんきゅんしてるね」
「んぁっ、ふ」
擽ったがるノーマンの内が絞るのに合わせて、強めに掻き混ぜるように突き入れます。
「これも好き?」
耳元で囁けば、潤んだ目でノーマンが見上げて、こくこくと頷きました。口をうっすらと開き、はぐはぐと喘いでこくんと息を飲み込みます。
「オレも好き。ノーマンの中はとても気持ちがいいんだよ」
ぐち、と奥を突き上げ、首筋を喰みます。
「しぉ、っ」
なんとか名前を呟いたノーマンの手指が、かり、と背中を掻きます。
「んー?」
手でノーマンの腰骨の上をきつく掴み、肩甲骨の窪みを指で押し上げます。
きゅうっとノーマンの脚がショーンの腰に周り、締め付け。とろけた声でノーマンが囁くように言いました。
「だいすき、」
「うん」
ちゅ、と頬骨の上を吸い上げ、ぐち、と柔らかく掻き混ぜ、喘いで広がった唇の中に舌を差しこみ、くちづけます。
とろとろと舌先を合わせながら、きつく突き上げを繰り返します。
甘い声を上げ、軽く喉を反らせたノーマンがぎりっと爪を立ててショーンの背中に縋りました。きゅ、と舌先を強めに吸い上げれば、呻いたノーマンの背中が反ってクッションの間を落ちていきます。
それをさらに乗り上げるようにし、奥深くまで突き入れます。
さらにノーマンの爪が背中に食い込むのに任せたまま、ぐっと腰を掴んでリズミカルにインサートを繰り返し、浅いところから深いところまで擦り上げます。
口付けを解いて、喘いだノーマンが甘い声を上げるのを聞きながら、肩口に口付けて、舌を鎖骨に這わせました。
「ァ、ンっ…ん」
仰け反ったノーマンの腰をぐっと引き寄せ、最奥まできつく突き入れれば、ぶるりとノーマンの身体が震えました。ぎゅうっときつく最奥に絞りこまれ、びくんとノーマンの脚が跳ね上がり、びゅくりと熱い体液が零されます。
「っく、」
低く呻いてショーンもノーマンの体内深くに体液を零し入れます。
「ふぁ、アっ…」
ぶるぶるとノーマンの身体が震え、なおもきつくショーンに縋ります。
「しぉ、んー…っ、」
掠れた声で切れ切れにノーマンが訴えます。
「あついぃよう、」
はふはふ、と喘ぎながらノーマンが囁きます。
「おそとなのにあついよぅ」
「風もないしね、」
荒い息のまま、ショーンが笑うように告げました。
「でもすぐに涼しくなるよ、じっとしていればね」
余韻からひくんひくんと絞めつけてくる内を緩く擦り上げ、ふるふるとノーマンが首を振るのをやめさせます。こてん、とノーマンが熱い額を首元に押し当ててきたのに、くす、とショーンが笑いました。
そして、動いた瞬間に背中がぴりっとするのに、ショーンが片眉を跳ね上げました。ショーンの首筋に唇を押し当てていたノーマンが、ひくん、と身体を揺らし、空気の匂いを嗅ぎました。
次の瞬間、ほやん、としていたノーマンの双眸に光が戻りました。どうやら血の匂いに気がついたようです。
もう一度、確かめるようにノーマンが、くん、と鼻を鳴らして空気を嗅ぎました。そして、そこに間違いなく錆臭い匂いが微かに漂っていることに目をまん丸くしたのです。
「んー?」
どうしたの、と目で笑うようにショーンが星を移しこんでいる双眸を覗きこめば、切れ切れの声が、「しぉ、」とショーンの名を呼びました。
く、と返答代わりにショーンが首を傾げます。
もぞ、と居心地悪そうにノーマンが身じろぎ。そして、力の限りショーンの背中に縋っていた自分の手の強さに気付いて、目をうるっとさせました。
「少し忙しくしていた間に、伸びちゃってたみたいだねえ」
くすっとショーンが笑って背中で浮いていたノーマンの手を引き寄せます。
「痛い匂いがします、」
泣きだしそうに顔を歪めたノーマンが、とても小さな声で囁きました。
「ごめんなさいー…」
「うん?」
「しぉお、おけが、痛いですか、ごめ、なさー…」
ぽろ、と涙を零したノーマンが、残されていた方の手でそうっとショーンの背中をなでたことに、あぁ、とショーンが笑いました。
「ノーマンのメンテナンスはオレのタスクなのに、きちんとできていなかったんだからノーマンが泣くことはないんだよ」
「だ、って。この、あいだ、もどったとき。お怪我なかったのに、ぼくー…」
今にもおいおいと泣きだしそうにしゃくりあげるノーマンにくすっと笑って、ノーマンの額に額を押し当ててショーンが囁きました。
「じゃあ後で治るように舐めて?」
涙を睫に乗せて、ノーマンがぱち、と瞬きました。
「しぉ…?」
「うん?いつもノーマンにしてあげてるでしょう?傷が出来たら、舐めて治すって」
「ぼくも、まほうが使えますの…?」
そろ、とショーンの背中を撫でて呟いたノーマンに、にっこ、とショーンが笑いました。
「愛があるからねー」
ぺろ、とノーマンの唇を舐めて、ショーンが目を煌めかせます。
「自分の傷も舐めて直してたでしょ?それと同じようなもんです」
はい、と真顔で頷いたノーマンの目尻に残った涙をぺろりと舐めてから、ショーンがすっとノーマンの手を引きました。
「とはいえ、これはちょっと伸びすぎたからね。いまケアをしちゃいましょう」
する、とノーマンの親指を捕まえて、ぱくん、とそれを咥え。ふにゃりと甘い笑顔を泣き顔に浮かべたノーマンの目を見詰めながら、かしかしかし、と歯でノーマンの爪を齧っていきます。
「んん…っ」
もぞもぞと身じろいだノーマンを見下ろしながら、てろりと舌で爪先をなぞり、軽く親指の腹に歯を立ててから、吸い上げながらノーマンの親指を引き出します。きゅぽん、とかわいらしい音を立てて濡れた親指が現れました。
ぴくん、と真っ白いニーハイソックスを履いたノーマンの脚が跳ね上がります。
「これくらいでいいかな」
どう?とショーンが目で笑いかければ、きゅ、とノーマンが埋めたままのショーンの屹立を締め付け、もぞっと動きました。
「あの、」
声が掠れ、揺れています。
「きゅうって、して…」
頬を赤く染めたノーマンに、どこがきゅうっとしたの?と訊き返しながら人差し指に持ち替えて、ぱくんとそれも咥えます。てろてろと舌を這わせてたっぷりと唾液を絡ませてから、がじがじと歯を立てて爪を削りとり、舌先で淵を平らに均してから音を立てて口から外します。
「ふ、ぅ…っ、ん」
さらにもじもじと腰を蠢かすノーマンに締め付けられ、くすくすとショーンが笑います。
「そんなにお腰を動かしたら、大きくなっちゃうよ?」
中指を捕まえ、今度はノーマンに見せつけるように舌をてろりと根元から這わせて指を濡らしてから、口に含んでくぷくぷと出し入れさせます。
「しぉ、」
蕩けて甘い声を出したノーマンが、更に頬を赤く染めるのを見下ろしながら、一度きつく中指を吸い上げ、それから爪の処理にかかります。
「んん、ッ」
ぴくん、と足を跳ね上げ、腰をもぞりとさせたノーマンがきつくきつく締め付けてきます。ぶる、と身体を一度震わせてから、空いている手をショーンの背中側から落とし、自分の口許に寄せました。
片眉を跳ね上げ、口端を吊り上げたショーンがノーマンの薬指を捕まえ、指の腹から爪の表面まで丁寧に這わせます。
それに合わせるように、ノーマンも自分の口許を擽っているようだった指を跳ね上げ、人差し指をくぷっと咥えました。
ノーマンの目元を見詰めながら、指を口中奥深くまで含んで見せれば、同じようにノーマンも指を深く咥えます。
とろとろと舌を絡ませながら爪先をがじがじと齧り、甘く歯を立てながら濡れた指を引き出していけば、ぷるっと腰を震わせたノーマンが同じように口中から指を引き出していきます。
「ねえ、ノーマン」
小指を最後に捕まえ、てろりと指の腹を舌で擽れば、きつく締め付けてくる内が更に力を増しました。
熱い息を零したノーマンが、ぽてりと熟れた唇を指先で弄りながら、潤んだ双眸でじっと見上げます。
「ノーマンの中にオレが居るでしょ?どれくらい大きいか解る?」
最後に小指の爪を齧って削り取り、処理をしてからくぽんと小指を引き抜きました。とろ、と濡れて重たくなった指先に、ちゅ、と口付けます。
くうっと息を飲んだノーマンの顔が、次の瞬間真っ赤に染まります。ふるふる、と首を横に振って、ノーマンが囁くように答えました。
「いっぱい、です」
「ノーマンのお指で示すとどれくらいかな」
きゅ、と4本の濡れた指を手で捕まえ、強く先端を吸い上げてショーンが問います。
ぱち、と瞬いたノーマンが、ゆっくりと真っ赤な舌を覗かせて熟れた唇を舐めていきます。そして、自分で濡らしていた手指の、人差し指と中指と薬指の先端をとろとろと舐めていきます。
くっとショーンが笑いました。
「んん、もう少し大きくなっちゃったね」
きつく締めあげてくる体内の壁を押し広げるように育った屹立を示すように、くん、と腰を揺らします。
「ふ、ァ…っあんっ」
途端に背中を僅かに浮かせたノーマンの腰が揺れ、肩がぐうっとクッションの中に沈みます。
「ノーマンのも育ったね。確かめてごらん?」
捉えていた手をノーマンの屹立のほうに下ろし、手を離します。
「しぉ、っ」
ふるふる、と小さくノーマンが首を横に振ります。そして、ぽろぽろと泣きだしながら訴えました。
「お、つめ…ゃあ、」
「うん。そっちもやるからね。折角育ったのが小さくならないように、育てていて?」
くすくすとショーンが笑って、ノーマンの目元をちゅっと吸い上げます。
びくん、とノーマンが腰を揺らして身体を震わせました。
そして、ひく、と唇を戦慄かせながら、濡れた手指を伸ばして身体の間で立ちあがって震えている中心部を捉え、包み込んでいきます。
ふぁ、と息を零して目を細めたノーマンを間近で覗き込みながら、ぐ、と腰を入れ直し、それから反対側の手を捕まえました。
「――――――っぁ、」
腰が強張り、引き上げられた両足が脇で揺れます。
それを横目にショーンがノーマンの指を四本纏めて頬張り、それにたっぷりと唾液を絡ませました。
「しぉ、んー…っ」
震えて小刻みに内を引き絞るノーマンを見下ろしながら、改めて指を一本ずつ捉え、爪を噛んで短くしていきます。
5本の指の爪を全て短くしてから、指を揃えてノーマンに見えるように目の前に翳し、にっこりとほほ笑みます。
くう、とノーマンの両足がショーンの腰に縋り、密着度を上げていきます。
「全部短くなったよ。どう?」
「しぉ、」
息を飲んで、ノーマンが両手を伸ばし、ショーンの首を引き寄せました。両足も更に絡ませ、四肢の全てで縋ります。
「も、ぎゅうってしても、へ…きですか、」
こつ、と額を押し当てて訊いたノーマンに、ショーンが応えます。
「ぎゅっとしていいよ。でもそれだけ、ノーマン?」
「しぉ、」
きゅう、とノーマンが更に力を込めて抱きつきます。
「うずうずってするの、ゃ、しぉ、がまんできな…」
は、は、と息を継ぎながら、ノーマンがショーンの首筋をあぐあぐと食みます。
「どうしてほしい?」
甘い甘い声でショーンが尋ねます。
「ぐん、って、してくださぃ」
喘ぎ声に乗せて、切羽詰まった声でリクエストしたノーマンの腰をぐっと両腕で引き寄せ、もちろん、とショーンが返します。
「おなか、しぉ、」
潤んだ双眸がとろっと見上げてきます。
「いっぱい擦りあげて、掻き混ぜてあげる」
柔らかく囁いて、ぐ、と言葉通りにショーンが腰を強く突き入れます。
「ほら、解る?また大きくなった」
くすくすと笑って、ぐる、と内を掻き混ぜるように楔を打ち込みます。
「ぁ、ァ、あっ…」
ぽろ、と涙を零し、唇をぱかんと開いて喘ぐノーマンの舌を舌先で擽りながら、抱え込んだ腰を強く掴んでリズミカルに突き入れます。
「しぉ、んー…、しぉ、ッ」
切羽詰まった声で口付けの合間を縫うように名前を呼んでくるノーマンの身体を抱き込んで、濡れた音を響かせながら内を擦りあげていきます。
きゅうきゅうと締め付けられ、快楽が倍増しで感じられることに唸りつつ、捏ねるように突き上げるリズムを速めていきます。
何度もノーマンの身体が震え、背中が浮きます。それを無視して腰を強く捉え、強い突きで楔を打ち込んでいきます。
「っは、ァ、ああ、っ」
ぎゅう、と指先で強くショーンの背中に縋り、ぶる、とノーマンが身体を震わせました。
そして一際強く突き上げられた瞬間、一層高い声を零してノーマンが内をきつく締め付けました。ぷるぷると震えながら熱い蜜を身体の間に零していきます。
「あと、すこし、がんばって、」
涙を目の端から零したノーマンの反った背中を更に引き寄せ、早いスピードで深く屹立で最奥を穿ちます。
「ぁ、アッ…、」
ぶるぶると震えながら、ノーマンが顔を真っ赤にして荒く呼吸を繰り返します。ぴんと跳ね上がった脚が震え、ぐっと腰を浮かせて身体を強張らせます。
ぴくんぴくんと跳ね上がるノーマンの屹立からは、こぷ、こぷ、と雫が盛り上がっては散 らされていきます。
は、と荒い息を吐き出したショーンの目が、ピアスの嵌っていない柔らかな耳たぶを捉え ました。こく、と息を飲み、ちらりとノーマンの目を見遣ります。
ショーンよりも荒く喘いでいるノーマンの双眸が、とろりと蕩けているのが解ります。
目元は真っ赤で、目じりは快楽に零した涙に濡れています。
開きっぱなしの唇も捨てがたいのですが、同じように真っ赤になった耳朶にも酷くそそられます。
ぺろりと唇を舐めて、ショーンが顔を落とし、ノーマンの首元に顔を落とします。それか ら、柔らかな耳たぶを唇で捉え、ぎり、と牙を突き立てながら最奥をぐんっと突き上げま した。
「ぁああんっ…」
びくん、と身体を跳ね上げたノーマンの屹立から、じわ、と透明の雫が飛び出し、ぎゅう 、と最奥に締め付けられます。
は、ぁ、とショーンも熱い息を唸り声と共に零し、ノーマンの最奥に溜めこんだ蜜を零し 入れました。
唇を開きっぱなしで震える舌を見せているノーマンが、さらに口を大きく開きました。じ わ、と涙を溢れさせた双眸が星と月を写し込み、きらきらと光を弾きます。
「ァ、ッぁ…!」
背中を反らせてさらにクッションに沈み込みながら、ノーマンの両足がぐっとショーンの 身体を挟みました。
耳朶から唇を離し、首筋に荒い息を堪え切れないまま何度も口付けつつ、最後まで蜜を注 ぎ込んでいきます。
ぶる、と身体が震え、そのままとさりとノーマンの身体に全ての体重を預けます。
しぉ、と切れ切れに呼ばれて、ショーンがノーマンの頬に口付けました。
「クセになりそう、外でするの」
荒い息のまま、ショーンが笑いました。
「ノーマンの目の中に星も月もあって、世界の全てって気がするのに、そんなノーマンが 腕の中にすっぽり収まってるんだよ?物凄く素敵じゃないか?」
「しぉ、」
力無いまま、くてりとノーマンが懐いてくるのに笑って、ショーンがぎゅうっとノーマン の身体を抱きしめました。
「ぼくは、ぜんぶしぉおんのです」
囁くように収まらない息の合間に告げられ、ショーンが、うん、と頷きました。
「全部、ノーマンはオレのもの」
「ぃっぱい、たくさん。しぉおんのにしてくださぃ」
触れられる場所の全てを甘く吸い上げながら呟いたノーマンのソックスを履いた爪先が、 さらりとショーンの腿を撫でました。
「うん、そうだね―――――じゃ、次は背中も味合わなくてはね」
くす、と笑ってショーンがノーマンの顔を覗き込み、汗に濡れた額に張り付いた前髪を指 先で退かしました。
「しぉのおけがは…?」
「ああ、そうだった。すっかり忘れてたね」
とろんとした声で訴えたノーマンにくすくすと笑って返し、ショーンが言いました。
「じゃあ、ノーマンが背中の傷を治してくれたら、今度はオレがノーマンを背中からいっ ぱい愛してあげる」
でもその前に、このまま抱っこで一休みしようね、と告げて、もう一度ぎゅうっとショー ンがノーマンの身体を抱きしめました。