帰
っ
て
く
る。
お空がまっくらな頃から、ノーマンは一心にお星さまの間を見つめていました。
あんまり一生懸命目を凝らすので、そうでなくても泣きすぎてずきずきと目の奥がしてしまうのが、もっとひどくなっていました。
下の方のお庭では、カブが心配してランタンを両手に下げてお庭を回っている光の流れが見えて、涼しそうな鈴の音もバルコニーまで上がってきていました。
しゃん、しゃん、と届く音をなんとなく耳にしながら、ノーマンはぴくりともせずにお星さまの間を見ます。空気が冷たくて、吐く息は真っ白になります。
肩から毛皮をかぶりなおして、おししょうにもくっつきます。すてきにふかふかと長いまっしろの尾っぽが、ぐるんと上等なマフラーのように肩から首もとに掛けてもらえて、ノーマンはおししょうに小さな震える声でお礼を言いましたが、視線はお空から逸らせません。
いつもなら、あったかなショコラやホットワインやジンジャーシロップとスパイスを垂らしたホットミルクが欲しくなるところですが、ちっともそんな気は起きませんから、ただただじっとバルコニーにすわりこんで、ショオンの帰りを待つのです。
『しぉはしんじゃうんですのー…?』少し前に、たまらなく心配になっておししょうに泣きながら聞いたなら、おししょうがまたぱしーっとノーマンの頭をお尻尾で叩いてから、こう教えてくれました。『おろかものめが。この城はあの魔法使いの小僧の力で動いておる。城がちゃんとしておる間は”いじめられ”はしても死んではおらぬわ』それで、少しだけノーマンは安心してお空をにらみつけていたのです。
お空がむらさき色とラベンダー色とスミレの色と金色とバラ色に染まりはじめたころ、うっすらと光が弱くなったお星さまとお月様の間に、なにかがちかりと光りました。
まっくろで、鋼のようにぎらりと光った気がします。
「―――――ぁ…」
きゅうっとノーマンが目を細めました。
心臓もぎゅうっと縮みます。
あれはきっとショオンです。なぜかノーマンは心の底からそうはっきりとわかりました。
針でお空を突いたような目にみえないほどの光でしたが、あれはきっとショオンなのです。
だからぎゅうううっと毛皮を胸の前で握りしめながら瞬きもせずにお空を見つめます。また、ぎらっと少し大きな針で刺したくらいの大きさでお空が光りました。
もっとじっと見ていると、それがだんだんと大きくなってきます。それは、ぼんやりしたまっくろの輪郭のわからないものだったくらいの遠さから、少しずつ、たいそう大きな真っ黒の鳥であることがはっきりしてきました。
とても遠くからなのに鳥とわかるほどの大きさなのですから、きっとショオンのほんとうの背丈よりはずっと大きいのかもしれません。
真っ黒ですが、羽根の方からぎら、と包丁やナイフや剣のように真っ黒の線がうねって、上等なオイルをお水にたらしたように虹色にぎらぎらとすこし恐ろしいくらい、きれいに黒の上をいろいろな色の輝きをまとった光が走ります。
その様子から目が離せなくて、ノーマンがどきどきとします。
お空のお散歩のとき、ショオンが一度みせてくれたすてきな羽根の色は、ノーマンがいままで目にしたことのないような瑠璃色で、なんだかとてもいい匂いのしそうなきれいな色でした。
それに、まっすぐ、きれいに線を描いて空をいつだってショオンはわたるのに、あのまっくろの大きな鳥は風に乗ってるようにゆらり、と右に流れてはまたすうっと下降して長い間飛んで、またすいっと高さをあげてみたりと、なんだか空気に押されているようにも思えるのです。
どんどん、近づいてはきているのですが、いつもよりくろうしているように感じます。
「がんばって、」
うっかり、ノーマンが声にだしてしまうほどです。
「しぉおおん…」
ショオンが帰ってきてうれしいのと、あんなにへとへとにくたびれて…とまで考えたところで、は、とノーマンは気が付きました。
ショオンはとても疲れているのかもしれません。へとへとだから、お空を飛ぶのも大変なのでしょう。
ぐうっとノーマンが拳を握りました。これはもう王様の仕業にちがいありません。あんなにへとへとになってしまうまで、ショオンのことをどこかでどれいのようにはたらかせていたとは許せない悪行です。
「おのれ」
ノーマンは古いご本もたくさん読んで古代語もお勉強していますので、ときおり古典的な言葉も勝手に出てきます。たいていは、怒っているときにですが。
ノーマンが古典的に憤っている間も、大きな鳥の姿はどんどん近づいてきます。
黒い妖精さんたちが見せてくれた昔の魔法のことを書いたご本にでてきたような真っ黒な大ガラスによく似ている鳥だとわかるほどまで近くです。
しょおん、とノーマンが呼ぼうと大きくお口を開いたそのとき、雷のような音がしてびりびりとバルコニーが震えます。
きゅ、とあまりのことに目を瞑ってしまったノーマンがあわてて目をあけたときには、まっくろの羽根のコートを頭からすっぽりかぶったようなショオンが立っていました。
コートのお袖の代わりに長く羽根がだらりと垂らされてバルコニーの石の床に触れるほどです。
「しょおおおおおおおん!!!!!!!!」
ノーマンが泣きながら叫びます。
羽根が散るように、けれどどろり、と黒い塊が羽の根元から、ショオンの足元からとけだし、ぼとん、と石の床に落ちるのにノーマンが一瞬動きを止めます。そして目をまんまるに見開きました。
「来るんじゃない、ノーマン」
ずっとずっと聞きたかった大好きなショオンの声です。でも、お咽喉をやけどしたように掠れています。
「しぉお…」
「少し、休んだら…平気に、なるから」
そうつぶやくように言うショオンがお部屋の方へゆっくり歩いていきます。そうする間も、ぼとり、ぼとり、と透明な、それでもまっくろにしか見えない塊がどろりと溶け出してはショオンの足元に垂れ落ちていくのです。
「た、たいへんー…」
ひーん、とノーマンが泣きながらしゃがみこんで、床に落ちたまっくろのものを両手で掻き集めます。両手で掬って必死に集めている間にも、ショオンはゆっくりゆっくり、お部屋を進んでいきます。
「だいじょ、ぶ…だから。泣くな、の、まん…」
かき集めても集めてもずるん、と指の間から垂れ落ちる固まりに焦っているノーマンの背中に声が届きます。
「しょお、」
振り向いたなら、ひゃ、とノーマンがびっくりしてぺとんと床に座り込んでしましました。
一大事でした。
しょおんの通った後には、びっくりするほどのまっくろのどろどろが床にちょうどカタツムリが歩いたあとのように残っているのです。
「し、しぉ…!」
ノーマンはもう頭が、まっしろを通り越してまぶしくて光っているほどになってしまいました。
だって、ショオンの中身があんなに溶けてしまっているのです、こんなに大変なことはありません。
あああああたいへんですよう、ともう両腕に固まりをかたっぱしから掬い上げて、どろどろに体が汚れることなどもう頭から抜け落ちています。
それにショオンのことも気になりますから、腕でまっくろのどろどろをかきあつめて、シャツを引っ張り出してそのうえに掬えるだけどろどろを掬い上げて両手でシャツを零れないように引っ張りながら、ショオンの後を追って走っていきます。
そのあいだ、あんまりあわてたのでドアにぶつかって頭がくらくらしました。けれどシャツを引っ張っていた腕を放したりなどしませんでした。
ショオンの後を追いかけて、暖炉のある部屋にノーマンがどろどろをこぼさないように気を付けながら、それでもなるべく急いで走り込みます。
暖炉の前のお椅子に、ショオンが座っていました。
「しぉ…っ」
「…あと、ちょ、とだけ、まて…」
「しおおおおおおおん!!!」
ばたばたばた、と背中しか見えないショオンの傍へノーマンが走り寄ります。
「だ、だれに、いじめられたんですのー……っ」
そうノーマンが大きな声で言う間も、まっくろのどろどろはどんどん、ショオンの鳥の身体から溶けておちていくのに、片手でシャツをひっぱって、すこしでもそれを掬おうとノーマンが必死になります。そして右手で触れていく先に、まっくろの下にショオンの普段のつるん、とした肌がみえて安心するやらしんぱいしるやら、でまたぼとぼとと涙が零れます。
一瞬、完全な沈黙が訪れ。さらに心配になったノーマンが再度言葉を紡ごうとしたときに、掠れて低い声であっても先程よりは随分としっかりとした声でショーンが言いました。
「それは、なぃなぁ…」
「お、おうさまがいじめたんですのッ?」
ショオンが目をつむってしまうのに、どきどきとします。これは、ショオンがおねむさんのときと似ていますが、御病気なのかもしれません。
はは、とショオンが少しだけわらいました。
ふ、とシャツが軽いのにノーマンがびっくりして跳ね上がります。あれだけ掻き集めたどろどろが半分くらいに減っているのです。床をよく見ればどろどろはじゅうじゅうといいながらジャムを煮ているときのようにぷつぷつと空気の穴があいて、どんどん消えていくのです。
「しょおおおおおおおおおおお」
もとこぐまのおおきな声で呼びます。
きんきゅうじたいではありませんか。
「なかみがとけてますよううううううううう!!!!」
おおおおん、と声に出して泣き始めます。
はは、とまたショオンが小さな揺れる声で笑って、言いました。
「それ、おもしろい…」
そしてほんのすこし、せき込むのにノーマンが泣き顔のままで猛抗議しました。
「あぶないです…!おもしろくなんかないです…っ」
どろっとした塊に濡れていて、金色ではなくなったショオンの髪をノーマンが掌で何度も撫でおろします。
「おもしろくないですよ」
そう言い募ってぼろぼろと涙を零します。
そうしたなら、羽ではなくなったショオンの手が、する、と頭を撫でてくれ。しゃくりあげながらノーマンが口をまっすぐに結んだなら。
「水、もってきて」
そうショオンの声がします。さっきよりももっと掠れて話すだけでも痛そうです。
「でも、でも…しょおおん」
ノーマンが必死にききます。
「かみのけ、なくなっちゃうんですの…っ?溶けちゃうんですの??」
だって、くろの羽根のしたからはショオンのつるんとした肌が見えているのです。
「ならない、」
疲れてはいてもしっかりと、そうはならない、と教えてもらえてノーマンはぎゅううっとショオンにだきついてから、お水を取りに台所へ全速力で走っていきます。
そして汲みたてでいつもひんやりしているのと、氷をたっぷりいれたのと、お部屋の温度と同じなのと、レモンを垂らした氷水とを大きなコップに入れると大きなお盆にそれを並べて「いきますよ!」と命令してノーマンはまた暖炉の部屋に走り戻ります。そのノーマンの後ろをお盆がふわふわと飛んでついてきて、あわてすぎたノーマンがラグで滑ってろうかでひっくりかえったときは、ノーマンの頭のすぐ上まですいんと降りてきて、またいっしょに暖炉の部屋に戻ってきます。
「しょおおん!おみず……っ」
汲みたてのお水の入ったコップをショオンに差し出します。
ありがとぅ、と言われて、ぶんぶんと頭を横に振ります。
「たくさん、よういしたんですの」
そうだね、と言ってショオンがお部屋と同じ冷たさのお水を飲み干していくのを見つめます。
ゆっくりと、それでもぜんぶのお水を飲んだショオンに少しだけ安心して、ノーマンがまたぎゅうっとショオンにだきつきました。
こんなに疲れ切ってしまったショオンは、自分が守ってあげなければいけませんから。
そして、ショオンがゆっくりと立ち上がるのにノーマンもついて立ち上がります。
「しぉお?」
すこしだけうなずいて、ショオンが歩き出しました。ぺとり、とはだしが床に触れる音がします。
「あ、」
お風呂かしら、とノーマンがひらめいて、だっと寝室へ走っていきます。絹のお寝間着のシャツとガウンを持って行ってあげないと、と思っていっしょうけんめいです。
「あ」
そのまえに、どろどろを触った手を洗ってからですね、とお台所は走って行って手をきれいに洗ってから、寝室へむかいます。
ショオンのいつものお休みのときのお洋服一式をもって、お風呂場へ向かいます。
いつもたくさんのお湯がざあざあと湧いている不思議なお風呂です。
大きなドアが閉じているのに、「しぉおおおおおんー!」と呼びます。
「おきがえ、もってきたんです、はいっていいですかー」
どんどんどん、とノックもします。お行儀は良いもとこぐまなのです。
すうっとドアが内側にひらいて、なんだかくりっすまのような香りがするのにノーマンがおハナをぴくん、と動かしました。
すっきりとしていて、さわやかで、 清潔なにおいがします。
「しぉー…」
おおきな陶器のバスタブに近づいて、大理石の台のうえにお着替えをそうっとおろします。
「し…あら」
ゆら、と煙がバスタブから湧き起っていて、お湯の底のほうで、きれいなお魚のようにショオンの金色の髪がゆらゆらとしていました。
透明な、良いにおいのするお湯の上からのぞきこめば、なんだか手を入れても届かないくらいの深さのところでゆったりとショオンが「沈んで」お休みをしているようなのです。
垂らした墨が揺らいできえていくように、ショオンの身体のまわりをゆらゆらと薄い墨色のものが静かに渦巻いては消えていきます。
その様子をじーっと上から見つめて、ノーマンはちいさくうなずきました。
「ぅむ」
魔法に関しては、ノーマンはなにごとにもあまりおどろかないのです。たとえ、きれいな彫像のように大魔法使いが深い深い浴槽の底に沈んで休んでいても、湖のように深い浴槽のことでさえ、「だってお風呂ですから」と納得できてしまうのです。
そして、お風呂場のドア口からイー二ィたちが中を覗き込んでいるのに「しぃー、」と告げます。
「しぉは、おつかれですからぼくらがお外で見張っていてあげましょう」
そうっとそうっと足音をたてないようにお風呂場から出てみれば、おししょうもお廊下にいて、「あら!」とノーマンがにっこりしました。
「おししょう…!しぉはね、溶けてどろんどろんになって髪の毛もなくなったりしないんですって!」
古代の神様は何かいいかけ、それからひとつうなずきました。
「よかったの」
「はい!」
「あの小僧が禿頭になればそれこそこの国は滅ぶの」
「とくとうってなんですの、とくべつにすごいってことですの?」
「調べよ」
「ええええ」
子犬を抱えて、ショオンが戻ってきてすっかり元気になったノーマンはおししょうと並んでお台所へむかいます。
「ぼく、おなかがすいてきましたよ…!」
「あぁ、よかったの」
「しょおがお風呂から出てくるまえに、クッキーをもって戻るんです、ぼくが見張ってあげないと」
「ならば急げ」
「はい」
ぴょんぴょんとスキップするように台所へむかうノーマンに、やれやれ、とおししょうも首を横に振って、もうすっかりいつものエレガンスの権化に半ば戻ってきている大魔法使いが口元に疲れ気味でも笑みを浮かべて、夜着に着替え終わっているのを察知します。
「いそげ、わっぱ。小僧がもう出ておるぞ」
「ひゃあああああ」
ノーマンの奇声と同時に、クッキーの壺が棚から転げ落ちる音も聞こえて、またやれやれ、と白狼は頭を振ったのです。
そして、「しぉおおおおおおん!!!!」と叫んだノーマンはもうクッキーなんか飛んで行ってしまって、すっきりといい香りのする大好きなショオンに噛り付いていたのです。
「落ち着け、」
お背中をぎゅうっと抱きしめられながら、ノーマンもショオンについて寝室に向かいます。
「あのね、しぉ、あのね」
「一休み、したら、話そう」
「いえのそのまえにね、しぉ!」
倒れ込むようにベッドに横になったショオンに羽根の上掛けを寄せてあげながらノーマンが言います。
「だれに、いじめられたんですの、」
とんでもない、もし記録されるなら王国の歴史に残るほどの大虐殺を引き起こしたのはこの大魔法使いです。
「あの悪い王さまですか」
「それは、ない」
「でも。じゃあ、じゃあね、しぉ、」
さらさらとショオンの金色の髪をなでながらノーマンがきっぱりと言いました。
「ぼくがね、きょうはしぉおんをずっとみててあげますから、あんしんしておやすみしてくださいね」
ぼくと、おてがらぺっとのイー二ィたちとで、がんばりますから、と続けます。そうしたなら、ショオンが腕を上掛けのしたからすうっと引き出して、とんとん、とベッドのいつもノーマンが眠る空間を叩きます。
「おいで」
「ぼくはきょうはみはりばんですから」
えへん、と誇らしげにノーマンが言います。二晩泣き明かしていたとはとても思えません。
「いいから、おいで、ここに」
もういちど、ショオンの手が空き場所を叩きます。
「じゃあ、おそばで見ててあげます」
ベッドのそばにノーマンが椅子を引きずっていきます。
おししょうはもう、いつもの水晶の中に眠りに戻ってしまっていて、ベッドサイドのクリスタルの玉の芯で青い炎が揺れています。
とんとん、とまたリネンが軽くたたかれる音がします。
「ここに、おいで、ノーマン。早く」
「みはり…ぃらないんですの…?」
ノーマンが首を傾げます。
「もう終わったから、暫くは平気、」
ショオンの声はとても眠そうです。
「うぅううん」
もう平気、とショオンが言ってくれるのなら、きっともう心配はないのです。
そうでしたなら、ショオンを抱っこしてあげたほうが安心してショオンもお休みできるかもしれません。
「じゃあ、ぼくが抱っこしてあげますからね…!」
なんとしても、ショオンを守る気満々のノーマンなのです。
「頼むよ」
ノーマンの扱いに関しては天才的なショオンです。
「まかせてください…!」
そうきっぱり言いきってノーマンがベッドに飛び込みます。きゅうっとショオンに腕をまわしたなら、ショオンにも抱き込まれてしまって、くつくつとノーマンが喉奥でわらいました。
ショオンの首元に顔をつっこんで、あんよもぎゅうっと掛けてしまいます。だれがなんとっいったって、ショオンは守ってあげるのです。
宝石やガラスや羽根やきれいなもので飾られたドリームキャッチャーがゆったりと天井から回っているのも、きれいな音がするのでわかります。ショオンがちゅ、と頭にキスしてくれたのがわかって、ノーマンがますます手足に力を込めます。
二回瞬きする間に、ショオンがもう眠りに落ちた深い鈴かな寝息が届くのに、ぎゅうっとノーマンがショオンを抱きしめました。
嬉しくなってますます顔も埋めます。
「だいじょうぶですよ、ぼくが、まもってあげますからね、し…ぉ」
すーっと、ほとんど三日、緊張して泣きっぱなしだったノーマンももうこれ以上は起きていられませんでした。
大好きな大魔法使いが戻ってきてくれて、ノーマンの世界はまた元通りになったのです。