深い
緑
の
なか
お腹が潰れた気がして、息が苦しくてお胸も折り曲がったように思えてノーマンのむずがるような声がハナから抜けていきました。
自慢だった、まっくろに濡れていたハナも、そういえばいまはヘンな風な具合です。つん、と白い先っぽが目の中に写ります。
「ひんっ」
ぬる、と熱いお湯がお尻にかかったかと思いました。でもおかしいです、お湯はぬるぬるとお尻を濡らすものではありません。
丸いよく動く尻尾のあったところが、つるんとしてしまっています。
尻尾のあったところをけれどきゅう、と押されていっしょに口から息と音があがっていってしまいます。
「おっぽとらな、ぃでー」
ひん、とノーマンが泣き声をあげました。
「そんなものはないよ」
「だぁ、って、きゅうってー」
「欲しければ生やしてやってもいいけどな、またそのうち」
尾っぽのあったつるりとしたところを、強く撫でられてしまってもぞりとノーマンが身体を動かしました。けれど、ヘンな風に身体が折れ曲がっていて、まるで崖から落ちたときのようにすぐには動けませんでした。
「は、な」
「んー?」
はなしてくださいとお願いしようと一生懸命だったところを、骨にあたるほどに咬まれてしまってびっくりしたノーマンは大きな声をあげました。
「やんッ」
うさぎのように食べられてしまうのかとノーマンがびくりと震えました。
けれど、ふかふかのベッドに膝がもっと埋まってしまって息が苦しくなります。
尻尾のあった、咬まれてしまったところがまた熱くなっておどろいてノーマンの踵が跳ね上がりました。
てち、と。キツネたちがお皿からミルクを飲んだときのような音がして、そしてとても熱くてノーマンがいっしゅんくらりとしました。
「ぁっあ、っ?」
お尻の奥が急に熱い濡れた何かに覆われました。
「ぁんん…っ」
お尻のお肉の奥です。
ノーマンがぷるぶると震えました。お尻に力が勝手に入ってしまって、お肉がきゅ、と寄ります。
これでは、まるで春にみたコギツネのようです。ままキツネが生まれてすぐの赤ちゃんを見せてくれたときに、ぺろぺろと赤ちゃんのお尻を舐めていました。
「―――――――ひゃぁあん…っ」
ノーマンがやっと熱いものがなにか、思い当たりました。ままキツネの真っ赤な長い舌が、とろ、とノーマンの掌やほっぺたを舐めてくれたときのことも。
くらくらとした頭のままで、ノーマンが涙できらきらと光がぜんぶ滲んでしまった目で見上げました。
まっしろの、みたことのない平らなお腹が曲がって、にょっきりと生えたこれまたまっしろの足はびっくりするくらい左右に大きく開いていました。それが折り曲がって、身体が苦しいのです。
「んんう、」
ノーマンの泣いてしまう間も、お尻のお肉はとろりとろりと舐められていきます。
金色の、きらきらとしたシラナイものの頭の毛皮が、ノーマンのお腹の終りに覗いています。それが、動くたびにお尻のお肉も、お肉の奥も熱くて濡れてしまって。ぺちゃ、と音がするのです。
「ひ、っひ、」
お肉がすこしだけ、開かされました。びく、とノーマンの足が揺れます。
「やぁ、なぁ……に、しなぁ」
しないで、とわけがわからなくて、お腹がどんどん痛くなっておトイレにも行きたくなってノーマンはもうぼろぼろと泣き出しています。
「ちゃんとしておかないと、痛いからな」
まったく意味がわかりません。
でも、みたことのないものの声はとても優しいように聞こえます。でも、お尻の奥を触れらてノーマンがひゃん、っと声を上げました。手で、お肉を裂かれてしまうのかとびっくりしたのです。
けれど、すぐにまたぺちゃ、と音がします。
「ん、ん。んぁ、っ」
何回も何回も、強く押すようにお肉の間やもっと奥を舐められてノーマンの声もあわせたように胸の奥から出てきます。
「は。ぁん…あ、」
息が苦しくて、頭がくらくらするのになんだかヘンです。「おとこのこのところ」をもたれてしまって、お腹の痛かったのがガマンできないくらいびりびりしてきます。
そこを、もっとウサギのみみを絞って遊ぶようにされてしまって。ノーマンがまた大きな声を出してしまいます。
「ぁあぁんっ」
うーうーと唸って、身体を動かそうとしますが、もっとお尻の間にみたことのないものの頭が埋まっていってノーマンは息ができなくなってしまいます。何回も、何回もお尻の奥をなでたり、舐められたりしていると、どんどんお熱が上ってしまうのです。
「ひゃ、ぁ」
おとこのこのところも、まだ捕まえられたままで、ぐち、くち、とケーキのお粉を練っているような音がしてきて、ノーマンはふうふうと息を吐いてからだのお熱を出そうとします。
けれど、くぷり、と音がしたとき、びくんとノーマンの身体が動くのを止めてしまいました。お肉の奥がまた少し開いたときに何かがぬるりと入ってきました。
見たことのないものがさっき、お口を大きく開けるのも見えました。
たべられちゃうんだ……っとノーマンが身体を硬くしてぶるぶると震えます。
けれど、ぬるぬるとお肉の奥がもっとお口を開いていってしまいます、なにかを食べているのはノーマンの方のようでした。
くぷ、くち、と知らないものが舌を動かす音がしてお尻がかあっと熱くなります、おとこのこのところも息をしたなら熱くてぞくぞくと爆発してしまいそうです。
「は、ぁ、ぁー……」
そうっと、できるだけそうっとノーマンが息を吐きだそうとしましたが、できませんでした。
「ん。むう」
きゅう、とノーマンが拳骨を握りました。
お尻を、温かい掌でいいこいいこされて少しだけ身体がほっとします。そしてほっと力の抜けたお肉の奥に―――
「ひゃあんっ」
くぷり、とお爪が入ってきました。
そして、指です。 くまの自分やキツネたちには少ししかなかった掌の先が見たことのないものは長くてすらんとしていて、きらきらとした石がいくつも並んでいたから覚えていました。
「、ゃ、ああああ、んぅー」
お尻のなかになんでゆびをいれたいのかわかりませんから、ノーマンはまた大きな声で鳴きました。
お腹もかっかと熱いし、足はぶるぶると震えます。お胸は森のなかを駆けっこしたときと同じほどどきどきとします。
ままー、と小さくノーマンは鳴きましたが、ああんと大きな声が出てしまって消えてしまいました。見たことのないものが、お尻のお肉を咬んだのです。
じわじわと咬まれて、痛いよりももっとかっかと身体中が熱くなってノーマンは驚きました。
お尻のお肉の中側にゆびも入ってきます。きゅうきゅうとびっくりしたノーマンはお尻に力をいれてしまってお肉の奥に指が入っていて、周りを触れてしまって、ぁああんとまた大きな声が出てしまいます。
「むぅん、」
お口を一生懸命閉じようとしても。お尻のなかを指に探検されてしまいます。
おとこのこのところも、さきっぽを弾くようにされてひゃああとノーマンが身体を捻りました。
「んんん。んん、」
ぴゅく、とおとこのこのところがきゅうに熱くてぬるぬるとしました。
お腹の痛いのがなくなったかわりに、びりびりとお背中から足の裏まで痺れてしまいます。そのあとに、かああっと身体中が熱くなりました。
そして、ひぅ、とノーマンが息を呑みました。お尻の奥から急にびりびりと熱くて痺れるようになったのです。
なにかにぐいぐいと押し開かれて、ノーマンの目に涙が零れ上がりました。熱い温かなカスタードクリームにたっぷり浸けられたように、とろとろになってしまう気がします。
「ひ、ぁ、」
ノーマンは気がついていませんでしたが、その身体はピンク色に染まっていました。
手でベットカヴァーを必死に握っていましたが、その身体は左右に揺れていました。
とろとろ蜜を零しているところを撫でられて震えて、そのお腹に近いほうの場所を濡れた舌で濡らされて、擽られて、ひぅと鳴いたノーマンは腰を強張らせて新しい蜜をとくりと零します。
新しくこぼれた蜜に指を濡らされても見たことのないものは平気なようでした。それどころか、もっとノーマンのおとこのこのところを音を立てて啜り上げています。
「は、ぁあう、」
ノーマンは身体をのたうたせるように震えてしまします。
お尻のなかがわを、ぐいぐいと押されて、そこから炭酸水がこぼれてくるのかと思ってしまします。しゅわしゅわと身体のなかから弾けてしまいそうで、ノーマンがびくりとお腹をお魚のように揺らしました。
「―――――――ぁ、ぁ、あ、っ」
くぷ、と。お肉の狭間が開かされていくのがわかります。そうして、お口にもういっぽん、指が入ってきます。
「ぅ、ふ、っ」
熱くて息ができません。ぐるぐると頭のなかもまわっています。
ぁあぅ、とノーマンがまた身もだえました。
くん、とお腹のなかを押されてしまって、そこから身体中に熱い蜜が運ばれるのです。
とろとろとこぼれそうです、きっともうお肉も蕩けてしまっているのかもしれません。
「ぁ、んん」
ノーマンが息をしようと口をあけても、もうこんな鳴き声だけが出てきます。
また、舌でとろとろとノーマンの零した蜜を熱い舌が舐め取っていって、ぶるりと腰が震えます。そして、おとこのこのところをみたこのないいきもが大きく口をあけてぜんぶ収めてしまうのに、ぁあん、とまたノーマンが鳴きました。
じゅ、としらないものの口もとから音がして、くらりとノーマンが目眩しました。
「た、べるものじゃ、なぁいよぅ」
なのに、じゅく、と吸い上げられてまた蜜が零れます。
「んぁ、ぁあう」
「味わうものではある」
そして、蜜をもっとよこせ、というように一層吸い上げられて、ノーマンの声がいっそう大きくなりました。
「ぁあ、ぁああ、ん……っ」
お腹のなかも。ぐるぐると新しい熱い渦巻きが起こったようでした。
「ぁ、っゃ、やあん」
ぐぷ、とお尻の奥から聞こえました。そして、もっと指が入ってきてしまったと思って震えました。
でも、違いました。きゅきゅうと寄ってくるお肉を内側から押されて広げられているのです。
「っは、はぁぅ」
ぶるぶるとノーマンが震えました。
だって、もうがまんできません。お腹の内側から、へんなモノが身体中を撫で回しているようです。
知らないもののお口は、またノーマンのおとこのこのところを吸い上げ始めます。
「ぁ、ぁああう」
ほとほととノーマンが涙を零しました。
「お、しりー、とろ、とろってするぅ……ぁ、とけちゃ、ぁっ」