タン



滑らかな背中を掌で辿り、膝の上に乗せたノーマンの体が跳ね上がるのをショーンは楽しみます。
濃厚な口付けで息も苦しくなってしまうほどに求められるのが好きなノーマンであることを、ショーンはもうよく知っています。
とろとろ、と舌を絡み合わせて深くぷっくりとした唇を堪能しながら、掌で、指先で、何度もノーマンの濡れた肌を擽っていきます。 ちゅ、ちゅ、とかみ合わせるようにかわいい口付けを繰り返していたのが既に遠くのことのように濃厚なキスになっています。
「―――――っふ、ぅ、」
息を洩らしたノーマンの尾てい骨のあたりを擽りながら、片手を浮かせてパチンと指を鳴らしました。
口付けを一旦解いて、キッチンの戸棚から呼び寄せたものを自分の口に放り込み。 ぽやん、とした眼差しで見上げてきたノーマンに、また口付けます。
くすぐったさにふにゃりと笑い、腰を揺らしていたノーマンが、喘ぐように息を洩らしました。 それを邪魔するように唇を塞ぎ、舌先で含んだものをノーマンの口中に落とし込みます。
きゅう、と腕に縋ってきたノーマンのヒップをきゅうっと掴んで、とろ、と舌を絡めました。
甘いハチミツの味が、二人の口中に広がっていきます。
「ん、っむ、ん」
押し止められた声が酷く甘いことにショーンが笑いながら、てろ、とノーマンの口蓋を撫でていきます。
すっかりと熱くなったノーマンの中心部が跨いだショーンの腹に押し付けられることに、有能な魔法使いは口端を引き上げます。
びくりと揺れたノーマンの感度の良さは、相変らずで。ショーンが喉奥で笑いながら、ぱちりと指を鳴らしました。
今度は細長い瓶が手の中に勝手に現れました。 きらきらと星ランプの輝きに仄明るく照らされたバスルームの中で、その瓶の中身もぼんやりと青白く光りを放ちます。
掌にひんやりと伝わってくる瓶の冷たさにショーンが目を細め。ハチミツキャンディごとノーマンの舌を吸い上げながら、瓶の表面でノーマンの背中を辿りました。
「んんっ。っふ、っぅ」
びくりびくりとノーマンの体が跳ね上がり。ぱしゃぱしゃ、と揺れる水面に飛沫が跳ね上がります。
掌でノーマンのヒップを抱え込み、押さえつけながら瓶の縁で背中の窪みを辿って下りていきます。
「ンフ・・・っ」
噛まれては大変なのでここで一旦口付けは解いて、ちゅ、と唇を啄ばみました。
「は。ぁ、」
唇を浅く開いたノーマンの口中で、かつかつ、とハチミツキャンディが歯に当たる音が響くのに、くすりとショーンが笑いました。
そして掌でくうっとヒップを開かせ、冷たいボトルをそろっと奥まで滑らせます。
「あぁん…っ」
焦った風にノーマンが声を上げて、びくりと背中が仰け反ります。
大きく見開かれた目が潤んでいて、開いた唇は口付けに真っ赤になってとてもおいしそうです。
「つめた…っですよぅ、」
ふふ、とショーンが笑いながらボトルを遠ざけ。片手でコルクの栓を飛ばして、ゆらん、とボトルの中身を揺らしました。
「気持ちよくなるよ、すぐにね」
甘い声で囁きながら、とろりとした瓶の中のぼんやりと光る液体をノーマンのヒップに垂れ零します。
頬を上気させ、ぽうっと見上げてきていたノーマンが、きゅう、と深く目を瞑っていき。くう、とさらにヒップを浮かせていくのに喉奥で笑って、さらにヒップを開かせます。
「ぁ、ア、んん…っ」
ぽとん、と口から零れ落ちたキャンディがお湯の中に落ちて、ふわりと甘い匂いが広がります。
ショーンはノーマンのヒップの狭間に垂れ零した液を指先で掬い上げて、する、とそれを奥のひくつく入り口に塗りつけます。
指先にすらひんやりと感じられるその液体は、ノーマンにとってはもっとひんやりとしているはずです。
とろん、と自分の唇を舌なめずりしたノーマンが、「ひゃ、っァ、あっ」そう声をあげてびくりと跳ね上がっていました。
ショーンが低く笑って、とろとろ、とひくつく奥を指先で擽ります。
とろん、と目を開けたノーマンが、たどたどしい口調で言いました。
「ひゃん、ってしま…すー…」
「ん。少しだけガマンして」
「ゃぁよう」
ぺろん、とノーマンの唇を舐めて、ショーンが言いました。
「いや?」
どうして?と甘い声で囁きます。
「だって、ひやんって…、」
言い募る声がただ甘いだけなのに、ショーンが笑ってその唇を塞ぎ、甘さの残った舌を口中に差し込みます。
そして、既にお湯で解れ始めていた奥に指先を軽く突き立てます。
「ん、むー…」
くぐもった声が上がるのに構わず、お湯の中でも溶けていかない液を纏わりつかせた指を、くぷん、と含ませてしまいます。
ちゅく、とショーンの甘い舌を夢中になって吸い上げていたノーマンが、びくりと背中を揺らし。唸るように声を乗せて息を洩らしていました。
とろとろと舌でノーマンのそれを絡み取り、甘く噛みながらくぷんくぷんと含ませた指を軽く出し入れさせ始めます。
「ん、っくぅ」
甘いノーマンの唸り声は、ショーンにとっては嬉しいだけものです。
遠慮なくぬぷぬぷと差し込んだ指一本を動かしながら、深い口付けを堪能します。
ショーンの肩口に伸ばされているノーマンの両手が、きゅう、とニーディングするようにきつく縋ってくるのに笑って、冷たい瓶をさらに傾け、ノーマンの尾てい骨の辺りに垂れ零します。
腰を緩やかに動かしていたノーマンが、口付けを思わず解き。
「ひゃ、ぁ…っあんっ」
そう思いがけず大きな声を零しました。
ちゅ、と宥めるようにその唇の端に口付け、ショーンが一度軽く指を引き出します。
「しぉ、しぉ…っ」
かあ、と自分の声に真っ赤になったノーマンの頬を鼻先で撫でながら、とろん、と重い液体を指先で掬い上げ。
甘い声で縋るノーマンの奥へとひんやりとしたそれを運びます。
「ひやんってするのに、へんなの…っ、」
ぐ、と片膝でノーマンの身体を水面から引き上げさせ、目で助けを求めてきていたノーマンの奥にくうっと指を差し入れました。
「どうヘンなの?」
「ふぁあ…っ」
くぷん、と素直に指は呑まれていき。内側に液を擦り付ける様に、ショーンが塗布していきます。
きゅう、と目を瞑ったノーマンの耳元に唇を寄せ、ふぅ、と甘く息を吹きかけて、跳ね上がる身体を楽しみます。
「あ、ん…っん」
くう、と指が締め付けられ、くちゅ、と卑猥な音がバスルームに響きます。
首をふるふると振るノーマンの胸元で、星のカケラが入った小瓶が揺れました。
「どうヘンなの、ノーマン」
ショーンが甘い声で囁きながら、瓶をお風呂の縁に置き。空いていた方の手の指2本に、垂れ零しておいた液を塗り付けました。
くう、と差し込んでいた指一本を引き抜き。変わりにスタンバイさせておいた指2本をすぐに差し込んでしまいます。
従順なノーマンのそこは素直に開いてショーンの指を受け入れ、きゅうきゅうと強く絞るように締め付けていきます。
「ぁ、あ、っあ、」
くう、と背中を反らせて仰け反ったノーマンの首筋に軽く歯を立てて、ショーンが立てていた膝を下ろしてやります。
「しぉお、っ、」
甘く声が縋るのに、もう僅か歯を立てながら、まるでノーマンが美味しいご馳走であるように肌を吸い上げます。
ふる、と震えたノーマンが、じわんと潤んだ目で見上げてきながら訴えました。
「おくち、へんですよう…っ、」
「ヘン?」
何も気付いていないトーンで、ショーンが言いながらくちゅ、と指でノーマンの内を弄くります。
はふ、と息を吐いたノーマンが、こくりと頷きました。
ぬぷ、くちゅ、と水中に落ちたヒップの中を指で言ったりきたりしながら、ぺろりと仰のいた首筋を舐め上げます。
ノーマンが声を甘く震わせて言い募ります。
「じゅくん、ってするの、ぉ、ぁあ、ン、ん、」
「いつもみたいに…?」
「ちがうのぉ、」
「違うの?」
ふるふる、と首を横に振るノーマンのヒップの上で引き出してあった指に重い液を塗布し、既に二本飲み込んで収縮している入り口に添えました。
「ひやってするのに、なかでじゅくんって、あつ…のぉ、ぅ」
既に含ませている手の動きを止めて、そのままくうっと奥を開かせるようにしながら、ぽわんと光る液をノーマンの入り口に塗りつけて、 きゅう、と目を細めたノーマンの指がぎゅうっと腕や肩に縋ってくるのに構わず、そのままその指も奥まで含ませてしまいます。
息を詰めて快楽を享受するノーマンの屹立からは既に蜜が溢れていて。跨ったショーンの腹の上を、お湯のなかであるにも関わらず、ぬるぬるにしていっています。
「じゅくん、ってするの、」
甘い声でショーンが確認します。
新しく配合したこの潤滑油は、ミントのようにひんやりとしますが、その後で塗布された場所がじりじりと熱くなっていく作用を持っています。
けれどそれはガマンできなくなるほど熱くなったり不快になったりはしません。 ただ粘膜に塗布された時には疼くような感覚を与え、堪らない気持ちにするだけです。
「ぬる、ってお湯、もぉ…っ、ぁんうー…」
ぶるぶる、と震えるノーマンの耳朶に唇を寄せて、かぷん、と歯を立てます。 そしてそのままヒップを開かせるようにしたまま、指3本でくちゅくちゅとノーマンの内側を掻き混ぜます。
「ア、ぁ、っ、しぉ、」
「ノーマン、気持ち良さそう」
くす、と笑ってぺろりと耳朶を舐め上げるショーンの声は、低く甘くなっています。
魔法を使わなくてもノーマンをふにゃふにゃにさせてしまえるトーンを帯びています。
「あ、ぁ、ずく、んってしま……、ァ」
ほとほと、と涙を零すノーマンの内側が、きゅうきゅう、とショーンの指を締め付けます。
「ん。ここ、溶けちゃってるね」
くちゅ、と内側を掻き混ぜながら、ショーンが低く囁きました。
「しぉ、」
きゅう、と縋るノーマンの指先が力を増し、ふるふる、とノーマンが小さな小熊のように震えます。
「ぐゅ、ってしてよぅ、へんんー…」
ほとほと、と泣きながら、ノーマンが訴えます。
「ぐ、って?」
ショーンが軽くノーマンのヒップを開かせながら聞き返せば、ひん、と泣き出しながらノーマンが言いました。
「あついの、シロップでないよう、」
「それでぐっとしてほしいんだ?」
こくこく、と必死に頷くノーマンの内側を、そろえた指でぐちゅっと押し上げます。
「すぃっち、」
必死に訴えるノーマンのために、感じ易い場所を特に念入りに指先で擦り上げます。
「あンゥ…ッ、ぁ、ア、あ」
ぎゅうう、と奥が引き絞られ。感覚としては直接一番感じるポイントを擦られて、快楽の天辺に放り込まれ。
けれど液の作用として吐精が押しとめられ、びくりびくりとノーマンの体がショーンの腹の腕に跳ね上がりました。
「ぁ、つ…ぁ、ああッ」
ぎゅうぎゅうと締め付けてくる内に構わず指を一本引き抜き。身体を反らせたノーマンの背中を支えてやりながら、ぺろりと濡れた肌を舐め上げました。 ノーマンの口許からは尖った小さな牙が覗いています。
「んん、かわいいね」
ショーンが笑うように言って、引き出した手を軽く湯で揺らし。震えるノーマンの足を捕まえてその表層を撫で上げました。
ぼうっとした目で見下ろしてくるノーマンに目元で微笑みかけて、ショーンが内に潜ませたままの指をくちゅっと動かしました。
「ここ、熱くて大変だ」
「ふぅ、っんん、」
くう、と喉をそらして喘いだノーマンが、きつくショーンの指を引き絞っていきます。
ショーンが笑って空いている手を滑らせ、平らなノーマンの胸を飾る尖りを指先で弾いていきました。
「なにもしてなくても、ここも真っ赤」
「んんっふ、」
「おいしそう」
びくりと跳ね上がったノーマンの体ごと僅かに上体を起こして、内側に指を潜ませ小刻みに振動を与え続けながら、ぺろん、と手で触れたのとは反対側の尖りに舌先を伸ばしました。
もちろん、空いているほうの手では最初の尖りを弄くり始めます。
「ぁ、ンんー、」
びくびく、と震えるノーマンに構わず舌先で尖りを転がし、指先で抓って快楽を与えます。
実質的には一度も達していないノーマンの体内では熱が大変なことになっているのか、すぐに荒く喘ぎ始めます。
「しょ、ぉ、ッ、」
咽び泣くような切羽詰った声で縋られ、ショーンがノーマンの尖りを吸い上げました。 そして指先ではぎゅうっと奥を突き上げます。
「ぁんん、ッ、ア、」
ぶるぶる、と震えるノーマンの頬を転げ落ちた涙がお湯の中へと落ちていきます。
水中ではノーマンの屹立から零れ出た蜜が大変なことになっています。
「おに、く…っ、とけちゃー―――、ぅよぉ、ぼくー…」
「溶けていいよ」
必死に訴えるノーマンに、ショーンが甘い声で返します。
ほろほろ、と泣きながら見下ろしてくるノーマンを見上げて、にこりとショーンが微笑みました。 くう、とノーマンのカオが歪んでいきます。
「や、ですー…」
大粒の涙がノーマンの頬を転げ落ちていきます。
「しぉ、といるものー…、」
ひーん、と泣き出しながら縋り付いて来るノーマンを支えて、ショーンが喉奥で笑いました。
「離さないよ」
「しぉおお…っ、」
いまひとつノーマンは解っていないようなのですが、ショーンはそれは優秀で強い魔法使いです。
本来なら、森に引き篭もってお星様ランタンに揺られたり、カワイイ子を気持ちよくさせるための潤滑油を鼻歌歌いながら作っている場合ではないのです。
けれど、ショーンはノーマンと一緒に居ることを選択しているのです。 それは、生半可な気持ちではないのです。
ひぃん、と泣いてしがみ付いてきたノーマンの頬に口付けて、ショーンが甘い声で囁きました。
「じゃあ一緒に溶けるのはどう?」
ふるふる、とノーマンが首を横に振りました。
「ぎゅう、ってして、くださ…、」
呼吸をする度に締め付けられる指を軽く動かしながら、ショーンがノーマンのアクアマリンのような目を覗き込んで笑いました。
「ぎゅう、だけでいいの?」
嗚咽交じりでさえ喘ぎ声のノーマンが、酷く小さな声で言いました。
「ベリィ、」
「ベリィ?」
どうしてほしい?と魔法使いが甘い声で聞き返します。
あん、と口を開いて、舌を震わせながらノーマンが言いました。
「ぎゅう、って、しぉ…、歯ぁ、」
「歯でぎゅう、な」
「おにくも、ぐる、ってしてくださ、」
たぱ、と湯が揺れるほどに身体を捻ったノーマンに笑って、胸元に唇を寄せながらショーンが言いました。
「それは指でいいの?」
そろ、と伸ばされたノーマンの手が、体の間で主張をしていたショーンの屹立に触れます。
そのまま、とろとろ、と温度を上げた指に触れられて、くう、とショーンが喉奥で唸るように笑いました。
唇の端から薄っすらと舌を覗かせているノーマンの尖りにくう、っと歯を立てながら、内側からぬちゅっと指を引き抜きます。
「ふァ…っア、あ」
ぐら、と背中を揺らしたノーマンの身体を支えて、ショーンが身体を僅かに起こします。
たぱんたぱん、と湯船からは湯があふれ出していきますが、ショーンはちっとも気にしません。くう、とノーマンの体を両手でで支えて水から引き上げさせます。
「ぁ、ん、しょぉお、ん、」
とろとろに甘くなった声を上げたノーマンの身体を片手で支えたまま、もう片方で自らの屹立を握り、ゆっくりとノーマンの身体をその上に下ろさせます。
ひやん、とした液の感覚に押し包まれるようになり、ショーンが喉奥でくすりと笑いました。
きゅう、と目を瞑り、震えるノーマンの唇の間から、真っ赤な舌が覗いています。唇が戦慄き、熱い吐息を零していくのが解ります。
くう、とショーンが口端を吊り上げ、屹立がノーマンの内側に飲まれていく感覚を味わいます。
きゅうきゅうと途中で何度も引き絞られ、勢いよく突き上げたくなるのをガマンします。
水中から浮いたノーマンの屹立の先端からは、くぷりと蜜が盛り上がっていました。 ずずず、と最奥までゆっくりと含まれていきながら、ショーンがそこへ手を伸ばしました。
「しぉ、いっぱ…ぁ、あ」
ぬるん、とした先端を親指で擦り上げれば、甘ったるいノーマンの声が跳ね上がっていきました。
「まだもっといっぱいにしようね」
ショーンが甘い声で囁きながら、ノーマンの内側を緩く一度突き上げました。
「ひぁうッ、」
いつもより切羽詰った声がスグに上げられることに、自分で配合した潤滑剤の良さを堪能したショーンが、力が入らずに縋ってくるノーマンの身体を半ば抱きこむようにしながら突き上げていきます。
さぱんさぱん、とリズムを刻むたびに湯が揺らされて、びしゃりびしゃりと湯船の外に溢れ出ていく音がします。
首元にカオを埋めるようにしてしがみ付いているノーマンが、すぐ間近で甘いばかりの声を漏らしていくのに、ショーンはとても幸せな気分になります。
きゅうきゅうと引き絞ってくる内に構わず、力強いリズムでノーマンの身体を貫き、熱い硬い切っ先で擦り上げていきます。
潤滑油の作用で吐精を阻まれていたノーマンも、ショーンが内側に少しずつ零し、刷り込んでいく蜜に液を溶かされ、いつもの感じやすいノーマンになっていきます。
「ぁ、ぅあ、ぁあ、ア…っ」
びくん、とノーマンが仰け反って、水面間際で揺らされていた屹立から白濁した蜜を零していきました。
けれど、ショーンはまだまだリズムを弱めたりはしません。 そのままノーマンの一番いいところを擦り上げ続けます。
「ぁああ、ぁんん、ッ」
そう切羽詰った声を上げて、ノーマンがぽろぽろと涙を零しました。きゅうきゅう、と強い力で肩に縋り、震えます。
「だぁ、めぇ、ですぅ…っ」
「ン、平気だから」
「ぐらん、ぐらん、にな…っちゃ、ぁああ、」
甲高い嬌声に煽られて、くう、とショーンが喉を鳴らし。 間近にあったノーマンの肩口にかつりと歯を突きたてながら、煮え立つように熱くなった体液を注ぎ込んでいきました。
「ぁ、ァア、アんんッ…」
内側をショーンの体液に焼かれて、ノーマンがぶるぶると身体を震わせながら再度達していきます。
さあ、と真っ赤に色付いた身体をぎゅう、っと抱き留めて、ショーンが満足して優しい声で言いました。
「蕩けちゃったね、ノーマン」
「しぉおお、しょぉおん、」
ぎゅう、と縋りつきながら、えぐえぐ、と泣きじゃくるノーマンの頬に口付けて、ショーンがくすりと笑いました。
「まだまだこんなのじゃ足りないよね」
まだ息は荒いまま、ノーマンがとろん、とした目を合わせました。
そして、ぺろりとショーンの頬を舐め上げていきます。熱い舌が味わうようにショーンの肌を辿って耳にむしゃぶりついていくことに笑い、ショーンが緩くノーマンの身体を揺すりました。
ピアスを舐め齧り、耳朶をちゅくちゅくと吸い上げるノーマンが、 「しょぉん、」 と甘く掠れて蕩けた声で言いました。
「ぐらって、すき」
甘いノーマンの囁きに、ショーンがくすくすと笑って、ぱちん、と指を鳴らしてお風呂のお湯を抜きました。
それから、濡れたノーマンの髪を指で梳きながら、ゆっくりと身体を起こしていきます。
「しぉも、ぐらんってなる…?」
甘い声でノーマンが訊ねながら、ショーンの肌をとろとろと弄くります。
「もちろん」
そう甘い声でショーンが返しながら、くぷん、とノーマンの内側から楔を引き抜いていきます。
「ふ、ぅ…」
はふん、と甘い吐息を零したノーマンが、きゅうっと抱きつきながら首元に額でなついてくるのを抱き抱えたまま、湯船の中で立ち上がりました。
ふる、と一瞬震えたノーマンに微笑みかけて、もう一度ぱちんと指を鳴らします。
「見ている暇もなかっただろうからね」
そういえば、星の入ったランプがひとりでに跳ねるようにバスルームを出て行き、ベッドルームへと向かっていきます。
熱く濡れた身体をショーンに絡みつかせ、ノーマンが 「−−−−−−もっと、すてき、」 そう掠れた声で呟くのに、するん、と濡れた髪に唇を落とします。
「もっととろとろのアチアチになろうね、ノーマン」
そう言いながら、ショーンが濡れた体のままベッドルームへと向かいました。 魔法の森の夜は、まだまだ続きそうでした。